9月30日(木)「発音差別」

北京語、広東語ベラベラ、商社勤務のY氏が、10年ぶりぐらいに、突然訪ねてきた。そのY氏が、1冊の本を、置いていった。日本史について書かれた、難解な本だ。斜め読みしてみたが、この本、結構面白い、、、。ミュージカルの傑作、マイフェアレディの中では、ヒギンズ教授が、下町育ちのイライザの下町訛りの発音を矯正する場面が、でてくる。ただ、この発音の違いは、イギリスの、しかも同じロンドンの中での、上流階級と下級階層の間での、発音の差。一方、江戸時代の日本では、標準語と方言の違いがあっても、殿様と一般庶民は、同じ言葉を話す。薩摩の殿様も、庶民も、同じ薩摩弁を話すし、江戸の殿様と庶民の場合も同様。日本では、イギリスであったような、階層による発音差別はなかったようだ。それは、謡曲の影響だ、とその本に書いてある。謡曲が、一般大衆に浸透したため、発音差別がおこらなかったという事だが、興味深い話だ。

謡曲とは、脳や狂言の台本を、暗証し、謡うもの。「高砂やーー」の高砂も、確か謡曲だ。1度、調べてみよう。



9月29日(水)「インドネシアの旧正月」

アパレス業の知人から、面白い事を聞いた。インドネシアは、旧正月の時期が、他と違う。2010年が9月、11年が8月、12年が7月、13年が6月。毎年、20日間ほど早まる、、、。インドネシアで、経済を牛耳ってるは、華僑。ただ、その全人口で占める割合は、4-5%程度。4-5%程度の人達のために、国をあげて何日も祝うのも変だし、9月、8月が、旧正月というのも面白いけど、何だか変だ。と思って、この件、中国通の友人に確認してみた。すると、「旧正月の時期は、中国もベトナムもインドネシアも同じ時期。毎年、早まるのは、イスラムのラマダンの事だろう。イスラム暦を使っていると、毎年20日ほど、早くなるのは、ありえる」との回答、、。アパレル業の知人にとっては、生産活動のとまる、旧正の時期をどうするかも、切実な問題。そこに、インドネシアのラマダンと旧正月が誤って伝えられたのだろう。でも、中国で集まりづらくなったワーカー問題、いろんなところに、影響が出ている。

ラマダンは、1ヶ月間の断食のようだ。ただ、全くの断食ではなく、日没から日の出前までの間に、1日の食事を摂るようだ。いろんなやり方がある。



9月28日(火)「傘の自動販売機」

何気に、TSTのMTR駅構内を歩いていると、大きめな自動販売機が目に付いた。よく見ると、「傘」、きれいでカラフルな雨傘だ、、、。今年の香港は、例年より、雨の日が多いような気がする。こちらの雨は、バーッと降って止み、また降るといった感じで、今までは傘の必要性、特に感じなかった。が、今年は違う。雨風をしのぐため、やむにやまれず買った傘が、何本かある。ところで、駅構内に雨傘の自動販売機を置くのは、面白い。雨、特に激しい雨の時は、買う人が増えるだろう。1本、68香港ドルと、ちょっと高めだが、きれいな傘なので、後々も使える。多分に天気頼みだが、売れ行きがよければ、いろんなMTRの駅に導入されるだろう。半年後、どうなっているだろう。

日本に来る中国人がよく買うお土産の一つに、日傘があるようだ。自動販売機で販売するこの傘、観光客を狙うのも手だと思う。



9月27日(月)「宗教警察」

この12月から、マレーシアの格安航空会社が、羽田ークアラルンプール間に就航。安い時期は、片道5000円程度という時もあるようだ、、、。先日、在マレーシア20年の工場経営者に、マレーシア事情、聞いてみた。いろんな話が出たが、その中で、「宗教警察」という言葉がひっかかった。戒律が厳しいかどうかは、わからないが、やはりイスラムの国だ。イスラム教徒が、教えに背く行為をしてないか、チェックしてまわるのが、宗教警察らしい。イスラムの戒律だと、酒、豚肉を摂らない、公の場で男女が同席しない、これぐらいしか知らなかったが、道徳的な事についてもうるさいようだ。背中の大きく開いたドレスを着用した女性歌手が、宗教警察に拘束されたこともあるらしい。拘束理由は、①身体の露出②性的不道徳の助長、、。国が変われば、制度も変わる。面白い。

残念ながら、マレーシアにはまだ行った事がない。が、近いうちに、ぜひ行ってみよう。



9月26日(日)「(困)という字」

漢字は、見れば見るほど、よく出来てると思う、、、。本を読んでたら、面白い事が書かれていた。「困」という字についてだ。「木」と言う字が、囲われてる。本来、木は上へ上へ伸びていくものだが、囲われる事によって、伸びる事が出来ない。これは、木にとっては、本当に困る。これが、「困」という字、という事のようだ。更に、伸びられない苦しさを「困苦」、その苦しさを打開できないのが「困難」、その苦しさで縮こまってしまうのが「困窮」らしい、、。漢字も、注意してみると、本当に面白い。

例えば、「望」という字がある。これは、<「王」様が「月」が「亡」くなる事を望む>、とも取れる。昔は、実現不可能な願い事を、「望」と言ったのだろうか、とか。こうして考えてみると、漢字、面白い。



9月25日(土)「世界に誇れる日本の文化」

前の横綱審議員の内館牧子さんが、大相撲の好きな理由を聞かれて、「番付社会」だから、という内容の記事を読んだ事がある、、、。今日の夕方、大相撲中継を見てると、息子の友達たちが、5-6人、がやがやと入ってきた。アメリカ、スエーデン、マレーシアの子供達だが、どの子も、力士の大きさにびっくり。仕切り、塩まき、立会いなど、真似をしながら、ミニ相撲大会が始まった。皆が飽きて、外へ出て行くまで、嵐のような1時間だった、、。最近、不祥事でたたかれてる大相撲だが、海外に住む日本人にとっては、世界に誇れる日本の文化だ。力士同士の迫力ある攻防もそうだが、その礼儀正さ、横綱の土俵入り、弓取り式の美しさ等々、どこの国の人にも、また、はじめて見る外国人にも十分訴える。このような素晴らしい伝統文化、大事にしたいものだ。

ところで、白鵬の連勝が止まらない。明日も勝てば、4場所連続全勝優勝。順調に行けば、九州場所7日目が69連勝、8日目が70連勝。一体誰が、止めるのだろう。鶴竜、稀勢の里あたりだろうか。



9月24日(金)「ロジック」

先日、金融機関の人達と飯を食べた。その中で、彼らから、頻繁に、「ロジック」という言葉が飛び出した。「その話は、ロジック的におかしい」とか、、、。「LOGIC」という言葉を辞書で引くと、<論理、論証>と書かれている。次に、「論理」という言葉は、<与えられた条件から、正しい結論が得られるための、考え方の筋道>とある。彼らが、度々、言う、「この話はロジックがおかしい」は、話の過程、筋道がおかしい、という事。彼らからは、「何故」、「なぜなら」という発言が、頻繁に出てくる。多分、原因と結果を、より明確にさせる、欧米的な考え方なんだろう。ロジカルに話す人との会話、難しい言葉がよく出てくるが、結構楽しめる。

難しい言葉を使っても、何を伝えたいかよくわからない人もいれば、簡単な言葉だけで、説得力十分の人もいる。話の上手、下手は、語彙力の豊富さに、必ずしも比例しないようだ。



9月23日(木)「効果的な宣伝」

前人未到の10年連続200本安打まで、あと3本に迫ったイチロー。今朝は、マリナーズ対ブルージェイズの大リーグ中継をTV観戦した、、、。トロント、ロジャー・スタジアムでのこの試合、よく目に飛び込んでくるものがある。「HSBC」の4文字だ。注意して見てると、一番映るのが、バックネット下の看板。これは、TVが、1珠1珠試合を追っていくので当然だ。ただ、「BUDWEISER」とか「HONDA」の看板が1回毎に変わる。外野にも、「STANLEY」とか「NIKON」の看板がでてるが、目にするのは、外野フライとかホームランの時ぐらい。多分、中継を通じて一番目にするのは、ブルージェイズの1塁側ベンチの中、後部に掲げられた「HSBC」の宣伝だろう。名物監督ガストンが映し出される度に、HSBCの名前も目に入ってくる。この宣伝、球場に来た観客には効果薄いが、TV観戦者へは効果抜群。上手な、やり方だ。

トロントは、バンクーバーと並ぶ香港移民者の多い街と聞く。HSBCとブルージェイズとの関係も強いんだろう。



9月22日(水)「相続税100%?」

香港は、低税率国家だ。法人税率も個人所得税率も格段に低い。相続税は、数年前から廃止されてる、、、。日本から来港した知人と飯を食べると、日本、香港の法人税率、相続税に関する事が、よく話題になる。先日も、その話題で大いに盛り上がった。その中で、貿易業のM氏が面白い事を言った。日本の相続税、100%説だ。相続税を下げる話なら、腐るほどあるが、相続税100%とは、何とも大胆な意見だ。M氏によると、その政策による弊害(資金が海外に流れたり、細かな犯罪が増える等々)は、理解した上での説だ。利点は、2つとの事。まず、かなりの人が生きてる間にお金を使う(使わざるえない)ので、消費が増え、景気が良くなる。もう一つは、相続税100%によって、金持ちの子、貧乏な子の差がなくなり、真の意味での平等社会が出来ると、、。びっくりさせられたが、考えさせられる内容だった。

相続税なしの社会と、相続税100%の社会の比較、結構面白い。



9月21日(火)「四無行」

パピオンという脱獄ものの映画では、脱走者が、光のあたらない薄暗い特別な独房に入れられる場面がある。ただ、独房といえども、1日1度の食事と水は取る事が出来、眠る事も横になる事もできる、、、。このブログに、よくコメントを寄せてくれる「比叡山の乞食坊主」さん、おすすめの本を読んでみた。その中に、「四無行」について書かれている部分がある。四無行とは、食事を取らない、水も飲まない、睡眠も取らない、横にもならない、事らしい。「断食」「断水」「不眠」「不臥」、これを9日間続けるというから、すごい。この実践者によると、この中で一番こたえるのは、水をとれない事らしい。5日目に、うがいする事は許されるようだが、水分補給ができないのが、一番大変だったとの事だ。でもこれだけの厳しい体験をすれば、日常の普通の事が、とても幸せに感じられるのだろう。世の中には、すごい事を実践している人がいる。

断水もきついが、不眠も大変だと思う。9日間も、起き続けられる、信じられない。



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