11月29日(火)「2億円の宝くじ」

貿易業の知人が、嘆いていた。何でも、80歳近いお母さんが、1等2億円のジャンボ宝くじを買ったとか。ただ、何のための購入かわからなかった知人は、母親に言ったらしい。「何でそんな馬鹿なことをする」、、、。知人は、彼のお母さんの宝くじ購入の意図がわからない、と言う。彼曰く、四国の片田舎に住むお母さん、年金プラス、彼と、彼の弟の援助で、毎月50万程度の小遣いあると言う。片田舎で、一人暮らしだったら十分だろう、と。ところで、お母さんの方は、2億円当たったら、半分は置いといて、残りの半分で、「エステに行って、おいしいものを食べて」、と言ってるようだ。「使える金があっても、なかなか使わないのに、1億円使うなんて、とてもとても」、と知人は言っていた、、。この話、面白い。人には、「稼ぐ才能」と、「使う才能」があると思う。人並みはずれた稼ぐ才能のある知人は、使う才能のない(と思われる)母親の行為が理解できないのだろう。何とも、面白い話だった。

お金とは、不思議なものだ。貯まってから使おうと思ってるうちに、どんどんそのタイミング、逸してしまう。使えるうちに使うのが、一番いいのだろう。



11月28日(月)「早めの発表」

昨日、痛い足を冷やしながら、大相撲中継を見た。早々と横綱白鵬の優勝が決まり、最大の見所は、関脇稀勢の里の大関取りだ、、、。大関昇進の向こう3場所の目安は、33勝。現在32勝の稀勢の里。千秋楽の琴奨菊戦が、大関になれるかどうかの大一番、のはずだった。ところが、早い段階で、審判部が大関昇進を諮る理事会の招集を要請。大一番の前に、稀勢の里の大関昇進が事実上決定。一挙に、琴奨菊戦の興味がそがれた。ところで、審判部の早めの報道、稀勢の里を大関にするための苦肉の策だったのかもしれない。日本人スターが待ち望まれる相撲界。稀勢の里は、その恰好の力士。早めに、上に行ってもらいたい。だが、琴奨菊に対しては相性が悪い。「じゃあ、取り組み前に、大関精進を決めちゃえ」、、。実際の一番、稀勢の里、一方的に琴奨菊に押し倒された。審判部の早めの発表、吉とでたようだ。

ところで、九州場所、本当に客が入らない。そろそろ開催地の変更も、考えなければいけないんじゃないだろうか。



11月27日(日)「笑いの付け」

先日、東莞で会った知人が、痛風か何かで、足を引きずっていた。「若いのに」とからかったが、その付けがきた。早朝、ランニング中に激しく転倒。自分も足を引きずる羽目になった、、、。この3年来、毎日ランニングを続けてきた。1キロ程度をゆっくり走る。これを、先日のベトナム視察中に、不注意から切らしてしまった。また、この20日から再開したが、ちょっとやり方を変えた。主に海岸沿いを走るが、端から端まで1.2キロ程度だろうか。この区間を、全速力で走る。時間にして、5分程度。20日から始めて1週間目、今朝も、目一杯走っていたら、途中、コーナーにいた子供に気を取られ、足を取られて転倒した。一瞬、「やったかな」と思ったが、幸い打撲だけで済んだ。が、足がみるみる腫れ、歩行も困難。1日中、家で足を冷やす羽目になった、、。足を引きずる知人を笑ったのは、つい3日前。思いの外早く、その付けがやってきた。ここで、教訓。「他人の不幸(問題)を、笑ってはいけない」。

こういったアクシデントがあって始めて、健康の有難さを感じる。すんなり歩けないのは、かなり辛い。



11月26日(土)「ナラヤナ・ムルティ氏」

最近読んだ本で、立て続けに同じ人物の事が書かれていた。世界的IT企業インフォシスの創業者、「ナラヤナ・ムルティ氏」だ。名前は聞いた事があったが、どんな人物かは、よく知らなかった、、、。そのムルティ氏、1981年、インドで仲間6人とインフォシスを創業。インドの経済改革期に、会社は急成長。今では、年間売上30億ドルを越える、超大手企業だ。ところで、興味を引くのは、そのムルティ氏の考え方。熱烈な社会主義者だったムルティ氏。ある時から、「富の創出がなければ、富の分配も出来ない」。「貧困を救えるのは、資本主義だけ」という考え方に変わる。インド初の従業員ストックオプションも、導入。1万人の社員に、富の分配を行った。が、自身は、億万長者になった今でも、極めて質素な生活を続けているらしい、、。「インドの貧しさを解消するには、機会に恵まれた人間が、必死で働くしかない」、ムルティ氏のこの言葉、重い。

ところで、このムルティ氏、質素なアパートに妻と二人暮し。豪邸に住み、600人の召使がいるリライアンス・グループ会長、アンバニ氏とは、えらく違う。同じインドの実業家でも、いろいろある。



11月25日(金)「紙オムツ」

中国にある知人の会社が、日本製「紙オムツ」の輸入販売を始めた。特に需要が多いのが、高級紙オムツのようで、赤ちゃん用とともに、高齢者用も人気のようだ、、、。昼下がり、中国の地下鉄に乗ってると、足元に糸を引くような線が、引かれている。何だろうと、よく見てみると、赤ちゃんのもらした「おしっこ」の跡だった。乗客も少ない地下鉄の中、何とものどかな光景だった。ところで、この光景を見ながら、中国での紙おむつ業務の可能性を感じた。聞いた話だが、中国人は赤ちゃんにオムツをつけない。お尻に切れ目の入ったズボンをはかせ、自然にまかせて排便、排尿をさせる。どれぐらいの割合が、オムツを使ってるか知らないが、中国でのその潜在マーケット、かなりなものだろう、、。競合も多いだろうが、巨大マーケット、うまくいけばビッグビジネスになる。

この中国でのオムツ市場、2020年には、2兆円市場になるとの話もある。オムツ業者が、中国人の習慣変えられるか、注目だ。



11月24日(木)「時間の考え方」

バブルの時期、たまたま乗ったタクシーで小銭の持ち合わせがなかった。1000円程度の請求で、1万円札を出したら、おつりがないと言う。コンビニでお金を崩すから、「しばらく待って」、と言ったら、この運転手、「時間がもったいないからいいよ」、と。実際、お金も受け取らずに、走り去った、、、。用があり、東莞に出かけた。知り合いの白タクを使っての移動。片道だけのつもりでいたら、この運転手、帰りまで待つという。6-7時間打ち合わせにかかるといっても構わない、と。こちらも助かるので、待ってもらう事にした。ところで、この深センからの移動、片道が350元。往復で550元との事。200元のために、6-7時間待つのも難儀だ。結局、この打ち合わせ、1時間半ほど余分に時間がかかったが、知人は、「待つのも運転手の仕事の一つ。遅れた分、多少のチップを渡すだけでいい」、と、、。運転手に100元余分に渡したら、喜んでもらい、こちらも助かった。が、運転手の仕事、何とも大変だ。

バブル期の日本の運転手と、この白タク運転手、そのやり方を比べてみるのも面白い。



11月23日(水)「方便他人」

現地の人間に聞いたら、「方便他人」とは、<もっと他人に気を配れ>と言う事のようだ、、、。深センの地下鉄蛇口線で、テレビの画面を見てたら、面白いものが目に付いた。「方便他人」と書かれた、マナー教育だ。「電車に乗る時に割り込むな」、「座席のスペースを占領するな」、「電車内で飲食するな」、等々基本的なマナー教育だが、その中に、面白いものがあった。「携帯で大声で話す大人を、子供が小声で話すように注意する」、というものだ。以前から、中国人は、公共の場所での携帯での会話に、鷹揚だった。多少、大声で話す人がいても、注意する人間、見た事がなかった。ところが、今回のようなテレビを見るにつけ、中国も変わりつつある事を感じる。周囲を気にせず、発展のみを目指した中国も、「方便他人」の段階に入ったようだ、、。文化面でも、そのステージ、変わりつつある。

ところで、地下鉄の中で、ノートを読ませながら、一人一人から署名を集める人がいた。逃げ場のない地下鉄は、署名集めには、うってつけだ。中国の地下鉄ではいろんな光景、見る事が出来る。

マナー教育をする、地下鉄のテレビ。



11月22日(火)「トマト・ケーキ」

先日、嫁の誕生パーティでの事。ケーキの上にのっかってるのが、定番の「イチゴ」じゃない。よく見たら、「トマト」だった、、、。このケーキにのっかったトマト、最初からこのような形なのか、または、イチゴがなかったから適当にトマトを置いたのか、定かではない。が、ケーキと一緒に食べるトマト、案外おいしかった。「トマト」と「ケーキ」、へんな組み合わせだが、意外と相性がいい。何でも、日本では、「トマトケーキ」というものもあるらしい。ただ、こちらのトマト、つぶしてしまうのでトマトの形跡、全く残ってないようだが。ところで、食べ物の相性、面白い。何となく試してみたらうまかった、というのがたまにある。「バター」と「イチゴジャム」、結構合う。また、「オリーブ油」と「ソース」、これもなかなかいける。これらを、パンにつけて食べたら、意外とうまい、、。取るに足らないことだが、相性のいい食べ物を見つけた時は、なんとも嬉しいものだ。

日本で食べ合わせがよくないといわれる、「てんぷら」と「スイカ」。こちらでは、よく一緒に出される。日本と中国、食文化も大分違うようだ。



11月21日(月)「越境通学」

朝、中国→香港間の深セン湾の通関で、面白い光景を目にした。列に並ぶ、小学生、幼稚園児の、列、列、列だ、、、。話には聞いていたが、この越境通学をする子供達の数、かなり多い。ざっと数えて、2-300人はいるだろうか。この越境通学の児童数、年々増えてるようだ。以前は、中国に居住する香港人家庭の子供達が大半だったようだが、近年、大陸に住む裕福な中国人家庭が、香港の居留証を取得。子供を、香港の学校に通わせるケースが増えてるようだ。そう言えば、小学生の子供を持つ知人も、香港居留証の取得方法を聞いてきた。理由は、息子を香港の中学校に入れるため。以前は、香港と中国の経済格差で増えた越境通学。今は、その教育水準の格差のため、その数、増加の一途のようだ、、。中国人、香港人がひしめくボーダー付近では、いろんな社会現象を見る事が出来る。

これだけ越境児童が増えると、専門の送り届け業者、というのも出てきそうだ。香港、華南地区では、面白いものを目にする機会が多い。

通関で並ぶ、「越境児童」達。



11月20日(日)ベトナム⑦「これからのベトナム」

訪問したリサーチ会社で、今後ベトナムで有望な業務としては、コンシューマービジネス、水産加工、そしてベトナム米の輸出、このへんだと言っていた、、、。ベトナム米の輸出と聞いて、「へー」と思った。何でも、ベトナムは、タイに次ぐ世界第二位の米輸出国らしい。タイ米と競争する低品質米とともに、高品質のジャポニカ米の開発にも、余念がないようだ。ところで、最近話題のTPP。ベトナムは、その参加国に入っている。TPPが稼動し始めれば、ベトナム米の輸出、加速するだろう。そうすれば、ベトナム政府が目論む、TPP参加、貿易赤字の解消、外貨準備金の増大、為替の安定、このような形も、現実味を帯びてくる。為替が安定すれば、ベトナムは面白い。豊富な人口に、その平均年齢の低さ。教育レベルの高い、真面目な人材。あと、地の利もいい。ハノイからは、中国、アセアン諸国、3時間圏内だ、、。アセアンのリーダーとしてベトナムが主導権を握る、そんな時代、意外と早くくるかもしれない。

言葉の全く通じない運転手が、「仁」と書かれた飾り付けの写真を撮るように「強く」勧めてきた。何か、深い意味でもあるのだろうか。

言葉の通じない運転手が連れて行った、ハノイの観光地。



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