6月30日(土)ワルシャワ④「采配比較」

1994年W杯米国大会のイタリア、サッキ監督は、本当に恰好良かった。試合の始まりから終わりまで、「ジノー、ロベルトー」と大声で指示を出し続けていた、、、。欧州選手権準決勝の、イタリアvsドイツ戦を観戦した。独特な雰囲気に、国の威信をかけた応援合戦。十二分に楽しめた。いろんな見所、発見のあったこの試合だが、両チームの監督采配も楽しめた。スーツをびしっと着こなしたイタリア、ブランデッリ監督。試合中、ピッチの前に立ちっ放し。サッキのような大声は出さないが、激しい指示。かなりのワンマンで、熱血采配だ。一方、ドイツのレーブは、クールだ。前半は、ほとんどベンチ内から指示。後半になって、時折もピッチ内に出てきたが、コーチの意見を逐次聞きながら、理詰めな指導。対照的な両監督の姿、楽しめた、、。2人のバッジオを要したサッキ、イタリアは、決勝でブラジルに敗れたが、ブランデッリはどうだろう。スペインとの決勝は、明日の夜キックオフだ。

予選3連敗のオランダ監督は、任期途中で辞任。イングランドのルーニーは、イタリア戦敗退の戦犯として槍玉に上がっている。欧州ファンの目の厳しさ、半端じゃない。

ドイツの大応援団。



6月29日(金)ワルシャワ③「教会コンサート」

ワルシャワの旧市街、大統領官邸の近くに、「聖アンナ」と言うカトリック系の教会がある。昼前、このあたりを歩いていたら、バッハのような恰好をした牧師が、一生懸命ビラを配っている。何でも、正午から、パイプ・オルガンによるバッハ音楽の演奏会があり、その宣伝活動だった。入場料、10ズウォテイ(日本円300円程度)。教会での演奏も聞いてみたかったので、この演奏会に立ち寄ってみた、、、。まず、バッハの恰好に扮した牧師が、ポーランド語と英語で挨拶。その後、バッハの曲を演奏したが、なかなか趣のあるいい演奏会だった。ところで、この演奏会に於ける収益は、教会の運営費に充てるとか。この牧師自らの演奏を聞きながら、「教会も、その運営費捻出が大変なんだろうな」、と思った。通常、教会運営費は、信者からの献金で賄われる。が、今は景気の悪い時代。献金の集まりも悪いのだろう、、。一人で、何人分の働きをする牧師を見ながら、つくづくそう思った。

ところで、ポーランドは、2000年代前半のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世の出身地。カトリックの強い土地柄のようだ。

バッハの恰好に扮した、牧師。



6月28日(木)ワルシャワ②「ランドマーク」

初めての街を動き回る時は、まず、目印になる建物や遺跡を見つける。今回のヘルシンキ、プラハ、ワルシャワでは、そのランドマークの役目を、「ERNST&YOUNG」にお願いした、、、。「EARNST&YOUNG」と言うと、ロンドンに本拠を置く会計事務所。世界の4大会計事務所の一つでもある。ところで、このEY、欧州のどの街でも、いい場所にある。ヘルシンキは、中央駅のすぐ近くだし、プラハも新市街内。ワルシャワも、街の真ん中。どこも、立派な高層ビルなので、いい目印になる。道に迷った時に、ふと周囲を見渡し、EYを見つける。すると、大体の位置関係が掴める。会計事務所の主要業務は、監査業務と企業コンサル。顧客企業に、その方向性を示すのも、業務の一つ。そう言った意味では、欧州の会計事務所、旅行者に対しても、(方向を示す)いい道しるべとしての役割も果たしている、、。でも、EY関係者、このような形で旅行者に貢献してるとは、夢にも思ってないだろう。

一等地に立派なビルを構える会計事務所を見るに付け、欧州に於ける、会計事務所の社会的ステイタスの高さを感じさせられる。

ワルシャワ中央駅付近にある、「EYビル」。



6月27日(水)ワルシャワ①「少ないアジア人」

チェコのプラハから、1時間強でワルシャワのフレデリック・ショパン空港に到着する。ところで、今日のワルシャワ、11度。雨交じりの天気で、冷え込んだ、、、。小雨の中、ワルシャワ市内を動き回った。6月としては、底冷えのしそうな天気。が、人々の恰好はまちまち。ダウンやコードを着込む人もいれば、Tシャツ、短パン姿も。人によって、寒さへの対応、大分違う。ところで、ワルシャワ中央駅付近や、ショッピング・センターで感じたのは、アジア系の人間の極端な少なさ。日本人どころか、中国人、韓国人もほとんど見かけない。黒人や、インド系の人間もそうだ。サッカー欧州選手権で、観光客が目立つかと思ったら、意外にそうでもない。まだまだ、アジアとポーランドとの結び付き、強くはないのだろう、、。ところで、ポーランドの人達、素朴で親切だ。英語は通じにくいが、地元の言葉で親切丁寧に教えてくれる。東欧諸国が、すべて無愛想で、サービス精神がない、という訳でもなさそうだ。いろんな出会い、求めてみよう。

ポーランドの人は、チェコの人に比べて、穏やかな顔をしている。親日家も多いようだ。

街中の日本食店も、ほとんどが現地人客。



6月26日(火)プラハ④「建築博物館」

ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネッサンス様式など、様々な建築様式の残っているプラハは、建築博物館と呼ばれている、、、。ヴァーツラフ広場の南端に位置する国立博物館は、その堂々とした姿が、一際目立つ。ところで、この国立博物館に展示されてる作品はない。隣のナロドニ博物館も、陶器やケルト族の装身具が中心で、ぱっとしない。それ以外にも、プラハには、カフカ博物館やドボルザーク博物館などがあるが、作家や音楽家中心のもので、意外なほど絵画の所持数が少ない。プラハほどの芸術都市で、これほど絵画が少ないのは不思議だ。多分、パリやロンドン、ペテルスブルグなどに持ち去られたのだろう、、。ドイツ、ロシア、オーストリアなどの強国に囲まれたチェコ。その中にあって、持ち去られない建築物文化が発展したのは、必然だったのかもしれない。「建築博物館プラハ」、この言葉から、いろんな事が感じ取れる。

ところで、プラハで、ウイーンへの日帰りツアーが売られていた。ヨーロッパの各都市の距離、想いの他、近い。

「フランツ・カフカ博物館」。



6月25日(月)プラハ③「手強い街」

夜10時頃、スメタナ・ホールでのコンサートから帰る途中、土産物店に立ち寄った。ここで、嫁が、姉への土産物を購入しようと、売り子に料金確認。990チェコ・コルナと言われたようだ。多少高いと思いながらも、嫁がレジまで行ったら、レジ係り、何食わぬ顔で、990ユーロと言ったようだ、、、。今現在のレートで、100ユーロが2500コルナ程度。と言う事は、先の受付、日本円5000円程度のものを、75000円と言い張ったようだ。こちらからクレームを付けたら、何食わぬ顔で、「単なる冗談」、と言い切った。腹が立ったので、このレジ係りの顔を携帯で写し、「ポリスにレポートする」と言ってやった。ところで、この土産物や、汚くせこいやり方だが、上手でもある。ユーロ圏のチェコで、現地通貨が使われるのは、ちょっとした盲点。間違えてユーロで払う人間も、結構いるはず。また、事件化しようとしても、「just joke」、と言われれば、話はそこまでだ、、。観光客の多いプラハには、たちの悪い人間も多い。

この土産物店、店単位でこのような事をやっているのであれば、そう長続きはしないだろう。また、プラハに来る機会があれば、この店がまだ生き残っているかどうか、見に行ってみよう。

スメタナ・ホールの入る、市民会館。ここは、「プラハの春」の会場となる。



6月24日(日)プラハ②「両替」

チェコが、EU(欧州連合)に加盟したのが2010年。だが、その際、統一通貨ユーロの導入は、見送ったようだ、、、。ギリシャ、スペイン問題で揺れているユーロ。2010年時のチェコの取った政策は、正解だったのだろうか。いずれにしろ、ユーロ圏のチェコでは、チェコ・コルナが使われている。そのため、当然両替が必要だ。ところで、プラハに数限りなくある両替店で、よく「手数料なし(no commision)と書かれている店がある。だが、この「手数料なし」、注意が必要だ。何箇所か両替したが、両替手数料をしっかり取る方が、両替率がいい。例えば、ルズィニェ空港では両替手数料はあるが、100ユーロで2100コルナ強。一方、周囲に両替店のない旧市街の両替店は、両替手数料こそないが、100ユーロで、1800コルナ。ちなみに、カレル橋近くの両替店乱立地区では、手数料ありだが、100ユーロで2500コルナ強だった、、。どこの国でも、「甘い言葉には裏がある」。十分注意しなければならない。

プラハは、「ヨーロッパ内都市別年間観光客数」が、第7位らしい。両替も、主要業務の一つだろう。

市内にある両替店。「手数料0%」を、唄っている。



6月23日(土)プラハ①「移動の仕方」

北欧のヘルシンキから、飛行機で2時間強、東欧のプラハに到着する。ところで、フインランドもチェコも、シェンゲン協定の加盟国。そのため、面倒な入国検査は、必要ない、、、。海外を旅する時、頻繁にタクシーを使う。その方が、時間の節約になるし、運転手から現地事情を聞ける。が、嫁のやり方は、違う。電車、バス、地下鉄を頻繁に使い、街の様子や地理を頭に入れる。ところで、このプラハは嫁の希望。嫁のやり方で、移動する事にした。まず、空港到着後、ユーロを現地通貨に両替。その後、旅行案内所へ。宿泊ホテルへの、最速、最低額での移動方法を教えてもらう。バスと地下鉄を乗り継ぐのが、最短で安価な行き方とか。その方法で、宿泊ホテルに向かった。何でも、32コルナとの事。日本円150円弱だ、、。ところで、このバス、電車を乗り継いで行く方法も、面白い。現地の人との接触、頻繁に出てくるので、より早く街や人の感じをマスター出来そうだ。いろんな移動方法があって、面白い。

今回は、極力タクシーを使わず、移動してみよう。

1475年に建てられた、「火薬塔」。ゴシック様式だ。



6月22日(金)ヘルシンキ④「効率追求の街」

ヘルシンキで、夏季オリンピックが開かれたのが、1952年。その際、「効率的で親しみやすい都市」、と言う国際評価を得たようだ、、、。ヘルシンキには、「デイチケット」と言う、トラム、バス、地下鉄、すべて利用可能な、市内共通チケットがある。有効期間は、1日から7日。有効期限内の、乗り降り自由になる。ちなみに、1日有効券は、7ユーロ。ところで、この期間、頻繁にトラムを使ったが、ただの1度も係員のチェック、受けなかった。あの感じだと、あるとしても係員のチェック、ほんと稀だろう。無銭乗車は、80ユーロの罰金と書かれている。しかし、罰金を払った方が得という確信犯も、必ずいるはず。また、地下鉄でも、全くチェック・ポイントがないのは、驚いた。通常、乗り場近くに改札があり、そこで切符を所持してるかどうかの確認がある。が、それさえもない。ヘルシンキは、徹底して効率を追及する街のようだ、、。ところで、効率を追求すれば、仕事に溢れる人が多くでそうだが、見た感じそうでもない。フィンランドの経済、強いのだろう。

徹底した効率化を計っても、国民には仕事が行き渡る。街の政策、うまく行ってるのだろう。

ヘルシンキ駅前中央広場。



6月21日(木)ヘルシンキ③「有料トイレ」

ヘルシキ市内で良く見かけるものは、喫茶店、美容室、それに「WC」の表示。街中や、地図上で良く見かけるこの「WC」、公共トイレの略だ。ところで、このトイレ、どこも有料。ヘルシンキ中央駅など、利用客の多いところでは、1回1ユーロ。それ以外では、50セント程度だ、、、。マーケット広場近くの、オールド・マーケット屋内市場には、グルメのための食材を売る店が並んでいる。その中には、北方のラップランドからの特産物もあり、見るだけでも楽しい。ところで、この屋内にあるトイレは、従業員専用。客は、外に置かれた有料トイレまで、出かけて行かねばならない。ところで、ふと思ったのは、この屋内市場で買物した客には、「屋内トイレの無料使用可」にすれば、客も喜ぶし、物の売れ行きも増すような気がする、、。トイレに入る50セントを確保するため、特に飲みたくないジュースや、アイスを何度か購入した。同じような人、結構いそうな気がするのだが、、。

トイレ代が0.5ユーロで、手元に1ユーロ硬貨が2枚ある。この場合、①1ユーロで用を足す。(残金1ユーロ。)②1.5ユーロの(特に欲しくない)ジュースを購入。トイレ代0.5セント。(残金ゼロ。)どちらを選ぶ人が、多いのだろう。

街の至るところで見かける、「有料トイレ」。



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