8月21日(水)「穴開き50元札」

数年前、香港で、偽札が出回った事があった。その時、「その偽札を、50%増しで買い取りたい」という奇特な人達がいた。何でも、偽札判別器の試作に使う、と言う事だった、、、。ちょっと前だが、タクシー運転手からのお釣りに、丸い穴の開いた50元札が混ぜられていた。一瞬、「えっ、やられた」と思った。が、「これ、いい実験になる。面白いかも」と考え直した。タバコの火か何かで、誤って穴を開けられたであろうこの50元札、全く人気がない。これで、何度も支払いを試みたが、尽く拒否される。「銀行に持ち込めば、新しい札と替えてくれる」、と言っても、皆、面倒臭いのだろう。誰一人として、受け取ってくれない。ところで、この穴開き札、暫く遊んでから銀行に持ち込んだ訳だが、何の事はない。すぐに綺麗な50元札と交換してくれた、、。と言う事で、この穴開きお札、偽札防止の試作には使えなかったが、数ヶ月間遊ばせてもらった。楽しみ方のネタは、いろんな所に転がっている。

当然のことながら、人は損する事には、異常に反応する。面白さより、損しない事を選ぶ人の方が、多いようだ。

楽しませてもらった、「穴開き50元札」。



8月20日(火)「例外の多さ」

中国人の知人が、面白い事を言っていた。「ルールに関しては、例外が少ない方がいい。が、中国では、例外が多過ぎる。これは、何としても変えていかないといけない」と、、、。中国の地下鉄を利用してると、通常の改札口ではないところから、出入りする人が、よく目につく。改札口の脇の所を、駅係員が開け閉めするわけだが、この出入口、どこの駅でもあり、結構な人がここから出入りしている。これ、香港や日本の電車や地下鉄では、滅多にお目にかかれない。明らかに駅職員と思われる人間が、特別の出入り口を利用する事はあるが、それぐらいだろう。翻って、中国。特別出口を利用する人、そこそこいる。身分証を提示する人もいれば、顔パスで出入りする人もいる。鉄道職員やその関係者が、これらの特権にありつけていると思うが、これ、他の国ではなかなか見られない光景だ。こういった事が、先の中国人が言った、「ルールでの例外の多さ」と言う事なんだろう、、。利権社会の中国、ここから「ルールの例外」を無くす作業も大変だろう。

同じ中華社会でも、香港と中国ではこれだけ違う。面白い。



8月19日(月)「シンガポール料理」

嫁が、「友達から招待された」と言ってきた。「またか」と面倒に思っていたら、「シンガポール料理のご馳走もある」という言い方。そのシンガポール料理に釣られて、息子共々、出かけることにした、、、。ところで、フト疑問がわいた。「シンガポール料理ってあるのだろうか」と。シンガポールと言うと、中華系やマレー系、インド系の多民族国家。中華系は、福建人や広東人、客家人。彼らが食べるのは、福建料理や広東料理、客家料理だろう。マレー系が食べるのは、マレー料理。インド系が食べるのは、インド料理。とすると、一体シンガポール料理とは、どんな料理なんだろう。思い浮かぶシンガポール料理は、海南ライス(チキンライス)、シンガポール焼きそば、チリクラブ、このへんだが、「中華とマレー料理、中華とインド料理の折衷みたいなものなんだろう」と、こんな事を思いながら、先方の家に向かった、、。が、残念ながら出された食事、シンガポール人家庭の中国人お手伝いさんが作った中華料理だった。でも、美味しかった。

ところで、シンガポール人は語学が堪能だ。この夫婦、共に4ヶ国語喋る、マルチリンガルだった。シンガポール人は凄い。



8月18日(日)「海外の日本食ビジネス」

情報通の香港人から、面白い話を聞いた。香港にある飲食店舗数が、11万店舗。そのうち、日本食と称するものが、9000店舗。何と、全香港の飲食店の中で、日本食レストランが占める割合は、8%強に昇るようだ、、、。この話、ちょっと驚いた。日本食店が9000店もある。「最近めっきり増えたなー」と思っていたが、ここまで多いとは思わなかった。ちなみに、韓国料理店は、2%以下。比較的多いと思われるイタリアンは、1%にも満たないとか。ところで、海外での日本食ビジネス、面白いと思う。香港のような激戦地区にぶつけるのも一つの方法だし、さほど認知されてない所に、日本食を持っていくのもありだ。ちょっと前だが、アブダビ滞在時に、無性にラーメンが食べたくなった。が、あるのは、寿司、天ぷら、鉄板焼きの類だけ。「ここにラーメン店を出せばあたるのに」と、猛暑のアブダビの街を歩き回ったのを思い出す、、。ここらに、ラーメン、うどん、カレーなどで切り込みをかける。面白いと思うのだが。

それにしても、香港での日本食店が9000店とは驚いた。客単価を高く設定出来るので、香港人経営者が好んで出店するのだろう。



8月17日(土)「病院経営」

嫁の友達が通っているという病院に、数週間分の薬を取りに行くように頼まれた、、、。「面倒臭いなー」と思いながらも、断れずに出かけた病院は、いい場所にある。部屋も広く、快適。ハーバーに面していて眺めもいい。ところで、この病院、よく見ると、「美容整形病院」だ。平日の昼下がりなのに、かなり混み合ってる。当然ながら、客は女性。若い女性から、派手な格好の中年女性までいる。ところで、この病院、よく見ると、各医者毎の料金が提示されている。例えば、治療前の相談料だが、医者Aだと、400香港ドルだが、医者Cだと、700香港ドル。各々の医者によって、大分料金が違う。と言う事は、この病院、医者に対して、診察室や手術室などの設備を提供。また、医療費の事務手続きも代行。各医者は、自分の腕で客を集め、受け取った治療費から、ショバ代を病院に対して払う。また、病院の経営は、プロの経営者がビジネスとして行う、こんな感じだろうか、、。面倒だと思った薬の受け取り作業だったが、いい勉強になった。

ところで、2週間の薬代が、2000香港ドル以上する。美容整形は、手術後も、何かと高く付くようだ。



8月16日(金)「海外でのカード決済」

先月のタンザニアで、カード決済したが、なかなかマシンが反応しない。最終の船の時間が迫っていたので、ハラハラしながら、カードが戻ってくるのを待った、、、。海外でカード決済する際の問題点は、①場所によっては決済に時間がかかる、②いつもと異なる国で決済すると、カード会社から電話がかかってる、このへんだ。で、②の場合、携帯がローミングしないところや、昼夜が逆転する今回のような場所で、電話を取れなかったらどうなるのだろう。カード会社の権限で、暫くの間、カードが使えなくなる事も考えられる。それも面倒なので、今回は、こちらからカード会社に、「暫く南米でカードを使う」旨の連絡を入れた。すると、カード会社から、フォンバンキング下4桁の暗証番号を聞かれた。「使ってないので知らない」と答えたら、俄然警戒され、次から次に質問が飛んできた。誕生日、ステーツメントの送り先、携帯番号、ID番号、このへんで許してもらったが、厳しく問い質された、、。海外でのカード使用、何かと大変だ。

頻繁に使うつもりでいたカードだが、アルゼンチンでは、銀行レートと実勢レート(街中での両替)の差があり過ぎ、カード決済は、(街中の両替に比べ)かなりの損。そのため、使用を控えた。カードを使うのも、時と場合による。

サンティアゴでは、ほとんどみかけなかったが、ブエノスアイレスでは数多く見かけた、「HSBC」。



8月15日(木)「米国空港でのトランジット」

いつも不思議に思うのが、米国の入管制度。何故だか、トランジットの際も、一度入国する。そのため、米国ビザも必要になる、、、。南米からの戻り、乗り換えはニューヨークのケネデイ空港。乗り継ぎ時間は、2時間弱。セキュリティ検査とターミナル移動だけの通常の乗り継ぎだと、ちょうどいい時間。が、これに入国審査が加わる米国では、際どい時間になる。飛行機が、30分遅れで空港に到着。乗り継ぎ便の出発まで、85分。ここで、入国審査場まで走った。幸い並んでいる人は少なかったが、米国の審査は時間がかかる。入国係員に、「乗り継ぎ便まで70分。時間がない」と言ったら、「まだ70分もある」と返された。入国検査後、税関を抜け、スカイトレインでターミナルを移動。その後、航空会社カウンターで搭乗券をもらい、厳しいセキュリティ検査を終えて、搭乗口へ。何やかんやで、ここに辿り着いたのは、出発の15分前、、。何とか間に合ったが、あの入管係員の言ったように、「全然問題ない」状況ではなかった。米国の乗り換え、いつもこうだ。

今回は、出口に近い席だったので間に合ったが、これが後ろの席だったら、乗り換え便に遅れていた。乗り継ぎ時間が迫っている人用に、「緊急用ブース」が、必要になる。



8月14日(水)「長距離フライト」

①香港ーオークランド、②オークランドーサンティアゴ、③サンティアゴーニューヨーク、④ニューヨークー香港、これらの中で一番飛行時間の長いのはどの路線か、ご存知だろうか?答えは、④のニューヨークー香港間。16時間だ。次に長いのは、②のオークランドーサンティアゴ間で、11時間20分。①と③は、同じぐらいの時間で、①が10時間55分、③が10時間50分、、、。今回は、これらのフライトに加えて、途中、サンティアゴーブエノスアイレス間の往復移動も行った。結局、丸2日以上、機内で過ごした事になる。ところで、当初は、この機内滞在時も有効活用しようと、読む本や考え事のテーマも決めていた。が、5時間以上のロングフライトになると、それも難しい。飲み物や食事のサービス後、機内のライトを消してしまうためだ。傍目を気にせず、読書灯を付けっ放しにも出来るが、これも長時間続けるのは、気が引けてしまう、、。と言う事で、長距離フライトの機内では、食べて寝ての繰り返しになる。まあ、これもしょうがないか。

ブエノスアイレスーサンティアゴ間では、キャビンクルーが、アンデス山脈の山々の説明をしていた。これ、いいサービスだ。

機中から撮った、アンデスの山々。雄大だ。



8月13日(火)「チリとアルゼンチン」

ブエノスアイレスの宿泊ホテルの朝食は、7時開始。「ちょっと遅いな」と思いながらも、しょうがないなと思っていた。ところで、チェックアウトの日、朝7時に朝食場所に行っても、閉まっている。「フライトの時間が迫ってる」とフロントに文句を言ったら、「土、日、祝日は7時半開始」と何ら悪びれずに言われた、、、。一方、チリのホテル。朝食は、朝6時から。で、ブエノスアイレスへのフライトが朝7時発。夜中の4時半には、空港に向かわねならなかった。朝の4時半前、フロントに行くと、コーヒー、ミルク、サンドイッチなどの軽食が用意されていた。この朝食の件だけで、チリとアルゼンチンを比べることは出来ない。が、各々の対応の仕方は、これらの国を理解する上で、参考になる。相手の事を考え、真面目にきっちり対応するのが、チリ。一方、アルゼンチンは、のんびりと自分都合で動く。遊びに行くなら、より遊び好きなアルゼンチンが楽しめる。が、経済的に発展するのは、チリの方だろう、、。隣国同士でも、これだけ国民性が違う。面白い。

サンティアゴとブエノスアイレスは、共に人口600万の大都市。リオデジャネイロ・オリンピックの行われる2016年には、どう変わっているのだろうか。

激しいタンゴの踊り。遊ぶのは、陽気なアルゼンチンの方が、楽しい。



8月12日(月)ブエノスアイレス③「ガンビオ、ガンビオ」

ブエノスアイレスのフロリダ通りの込み方は、半端じゃない。地元の人に、観光客、人酔いをするほどの込み方だ。ここで、「ガンビオ、ガンビオ(CAMBIO)」と声を張り上げる人達がいる。「両替ブローカー」だ、、、。息子にメッシ・Tシャツを買おうと思ったが、現金が足らない。このガンビオブローカーを使う事にした。先日の空港の銀行が、100USで550アルゼンチン・ペソ。まず声を掛けた人間、携帯画面を見入り、860だと言う。銀行レートが550で、860とは、差が大き過ぎる。「偽札だろう」と、無視する事にした。ところが、その後も、皆、携帯画面に見入った後、820〜850ぐらいの提示。Tシャツ屋のおばさんに、「ブローカーのお札は偽札ではないか」と聞いたが、「本物だ」と言う。この、おばさん紹介のブローカーから、840で交換。その金で、Tシャツを購入した、、。ところで、これ、アルゼンチンにとっては、由々しき問題だ。銀行レートより、実際には40%近くペソが安く売られている。アルゼンチンの経済、大丈夫なんだろうか。

一度経済破綻したアルゼンチンだが、その経済政策では、今でも困っているようだ。国も、その舵取り、大変だろう。

立錐の余地もない、フロリダ通り。ガンビオの呼び込みも、山ほどいる。



« 前のページ次のページ »