8月13日(火)「チリとアルゼンチン」

ブエノスアイレスの宿泊ホテルの朝食は、7時開始。「ちょっと遅いな」と思いながらも、しょうがないなと思っていた。ところで、チェックアウトの日、朝7時に朝食場所に行っても、閉まっている。「フライトの時間が迫ってる」とフロントに文句を言ったら、「土、日、祝日は7時半開始」と何ら悪びれずに言われた、、、。一方、チリのホテル。朝食は、朝6時から。で、ブエノスアイレスへのフライトが朝7時発。夜中の4時半には、空港に向かわねならなかった。朝の4時半前、フロントに行くと、コーヒー、ミルク、サンドイッチなどの軽食が用意されていた。この朝食の件だけで、チリとアルゼンチンを比べることは出来ない。が、各々の対応の仕方は、これらの国を理解する上で、参考になる。相手の事を考え、真面目にきっちり対応するのが、チリ。一方、アルゼンチンは、のんびりと自分都合で動く。遊びに行くなら、より遊び好きなアルゼンチンが楽しめる。が、経済的に発展するのは、チリの方だろう、、。隣国同士でも、これだけ国民性が違う。面白い。

サンティアゴとブエノスアイレスは、共に人口600万の大都市。リオデジャネイロ・オリンピックの行われる2016年には、どう変わっているのだろうか。

激しいタンゴの踊り。遊ぶのは、陽気なアルゼンチンの方が、楽しい。



8月12日(月)ブエノスアイレス③「ガンビオ、ガンビオ」

ブエノスアイレスのフロリダ通りの込み方は、半端じゃない。地元の人に、観光客、人酔いをするほどの込み方だ。ここで、「ガンビオ、ガンビオ(CAMBIO)」と声を張り上げる人達がいる。「両替ブローカー」だ、、、。息子にメッシ・Tシャツを買おうと思ったが、現金が足らない。このガンビオブローカーを使う事にした。先日の空港の銀行が、100USで550アルゼンチン・ペソ。まず声を掛けた人間、携帯画面を見入り、860だと言う。銀行レートが550で、860とは、差が大き過ぎる。「偽札だろう」と、無視する事にした。ところが、その後も、皆、携帯画面に見入った後、820〜850ぐらいの提示。Tシャツ屋のおばさんに、「ブローカーのお札は偽札ではないか」と聞いたが、「本物だ」と言う。この、おばさん紹介のブローカーから、840で交換。その金で、Tシャツを購入した、、。ところで、これ、アルゼンチンにとっては、由々しき問題だ。銀行レートより、実際には40%近くペソが安く売られている。アルゼンチンの経済、大丈夫なんだろうか。

一度経済破綻したアルゼンチンだが、その経済政策では、今でも困っているようだ。国も、その舵取り、大変だろう。

立錐の余地もない、フロリダ通り。ガンビオの呼び込みも、山ほどいる。



8月11日(日)ブエノスアイレス②「5月広場と大統領府」

次回のサッカーW杯は、隣国ブラジルで行われるが、メッシ、アグエロを要するアルゼンチンは、間違いなく優勝候補の一角だ、、、。ブエノスアイレスのランドマークとも言えるのが、市内中心にある5月広場と大統領府(カサロサーダ)。デモ、集会、大統領就任、サッカーの勝敗を巡り、この5月広場は、数多くの人で埋まるようだ。また、ピンク色に塗られている事から、カサロサーダと呼ばれている大統領府。ここでは、伝説の大統領ペロンとエピーダ婦人が、10万の聴衆を前に、演説を行ったとか。また、1986年、W杯メキシコ大会。マラドーナ率いるアルゼンチンが優勝した訳だが、その優勝報告に、この大統領府を訪れたようだ。その時集まった群衆は、5万人。「アルゼンチーナ」の大合唱は、一晩中鳴り止まなかったとか、、。その歴史的瞬間を見続けている、5月広場と大統領府。来年2014年の7月には、3回目のW杯優勝で、大群衆を5月広場、大統領府に集められるだろうか。その鍵は、メッシが握っている。

ところで、この大統領府、屋上にはヘリポートがあり、多数の警官が巡回している。アルゼンチンでの、大統領の持つ力の強さが感じられる。

澄み切った青空の下、アルゼンチン国旗が揺れる、大統領府。



8月10日(土)ブエノスアイレス①「気長な人達」

サンティアゴからブエノスアイレスへの機内で、隣りの人から、アドバイスをもらった。「空港内で両替する時は、国営の銀行でするように。それ以外は、手数料を多く取られ損する」と、、、。と言う事で、入国後、国営の銀行を捜した。「バンク・オブ・アルゼンチーナ」、多分ここだと思うが、十数人並んでいる。ところで、ここの作業、遅い。一人あたり5分前後かかる。あまりに時間がかかるのと、両替する人が、書類を提示してるので、アルゼンチン・ペソから各種通貨への再両替専用かと係員に聞いてみた。が、通常の両替も出来るという。気長に、並んで待つ事にした。途中、あまりの遅さに、人がほとんど並んでない両替店に移ろうかとも思ったが、ここまで待ったのと、何でそんなに遅いかを知りたくて、待ち続ける事にした。自分の番になって、原因がわかった。待つ人間は多いのに、両替の係員は一人だけ。それも、US100の両替に、パスポートコピーを取り、宿泊ホテルの確認までする、、。次回は、手数料は取られても、早く出来そうな両替店で変えよう。

結局、1時間程待たされた訳だが、こちらの人(多分、他の南米の国からの観光客)は、気が長い。誰一人として、文句を言わない。待つことに慣れてるのだろうか?

各通貨の交換レートは、手書きで書かれてあった。



8月9日(金)サンティアゴ④「対象顧客は出稼ぎ人」

アルマス広場付近で、両替店が密集してるところがある。これらの両替店、お金の交換以外に、いろんな業務を行なっている、、、。これらの両替店で、どこでも設けているのが、長距離電話用のブース。携帯がこれだけ発達した今の時代に、「何故固定電話のブース(?)」と思うが、チリに出稼ぎに来てるペルー人が、よく利用するようだ。電話ブースの他に目立つのが、お金の送金業務。これも、出稼ぎ人が、故郷の家族に、稼いだ金を送るのだろう。また、それ以外に、航空券の発券業務。これも、主な利用客は、ペルーやコロンビアなどの出稼ぎ人で、帰省の際に利用するようだ。後、固定のパソコン。これも、彼らが、家族への送金や電話に立ち寄った際に、束の間の楽しみとして利用するとか。と言う事で、この出稼ぎ人達、パソコンはおろか、携帯もない生活をしてるようだ。一体どんな生活をしてるのだろう、、。多分、経済的に発達したチリの人達が敬遠するような、3Kの仕事を、彼らが受け持っているのだろうが、一体どんな仕事なんだろう。興味がある。

日本や香港では、ほとんど見なくなった公衆電話だが、ここでは、まだまだ健在。このへんにも、ビジネスチャンスがありそうだ。

長距離電話や、固定パソコンの貸出も行ってる両替店。



8月8日(木)サンティアゴ③「小雨の凌ぎ方」

香港でも、よほどの大雨なら別だが、滅多に傘を持ち歩く事はない。理由は、傘を持ち歩くのが面倒なのと、ビルの軒下を歩けば、そんなに濡れなくて済む。また、雨が長時間降り続くことが、そうそうない、、、。1年を通じで、300日以上が晴天と言うサンティアゴ。だが、今日は、朝から生憎の雨。傘が必要なほどの大降りでもない。軒下を辿って歩いて、止むのを待てる程の雨。実際、街中では、傘をささないで、歩いている人も多い。ところが、この小雨、なかなか止まない。それほど強くないが、それでも、この小雨に打たれ続けると、体が冷えてくる。街中での温度表示を見ると5度。何らかのアクションを取る、必要が生じた。傘を買おうかと思ったが、使い終わった傘を捨てるのももったいない。また、家まで持ち帰るのも面倒だ。よく見ると、道行く人で、傘のない人達は、スキー帽で雨を凌いでいる。「これだ」と思った、、。と言う事で、スキー帽を購入。これで小雨を凌いだわけだが、このスキー帽、香港の雨の際も活用しよう。

サンティアゴの人達も、日頃なかなか雨が降らないから、傘を買おうと思わないのだろう。その気持、よく分かる。

こんな可愛い傘も登場。たまには、雨もいいもんだ。



8月7日(水)サンティアゴ②「落書きの街」

サンティアゴの旧市街で、よく目に付くものがある。「落書き」だ。この落書き、センスのいいものもあれば、年端の行かない子供が書きなぐったのでは、という類のもある、、、。新旧の建物が入り混じったサンティアゴの街。博物館の数が異常に多いのも、一つの特徴だが、この街中のスプレーで書かれた落書きも、何ともユニークだ。お店の壁や、年代物の建築物、教会までも、その餌食になっている。ただ、中には、芸術的センスを感じさせる落書きもあるので、一体これらは、「単なるいたずらなのか、芸術的作品なのか、どうなんだろう」、と思ってしまう。人口580万。大きく、活気もあるサンティアゴの街だが、その一番の特徴が、街中に溢れる落書きとは、地元の人はどう思っているのだろう。いっその事、この落書きを、サンティアゴの街のランドマークにしたらどうだろう。一流ホテルや高級ブランド店にも、落書きを義務付けてサンティアゴの名物にする、、。また、違った意味で味のある街になると思うのだが。

重要な建物や、厳粛であるべき教会の落書きが消されないのは、半ば、街が公認してるという事だろうか。いずれにしろ、面白い。

書きなぐられた、落書き。旧市街の街中で、見受けられる。



8月6日(火)「サンティアゴ①「客引き空港タクシー」

27時間のフライト(待ち時間を含む)の後、サンティアゴの国際空港に到着した。各種検査を終え、市内に向うタクシーを捜したが、スタンドが見当たらない。その代わり、「TAXI」というプレートを持って、客引きをする人を多数見かけた、、、。プレートを持った一人の人間に声を掛けた。英語は殆ど出来ず、何を言ってるか、よくわからない。が、「メーターで走る」これだけは理解できたので、この運転手を使うことにした。空港から、サンティアゴ市内の旧市街セントラルまで、20キロ程度。メーターで、13000チリ・ペソ(約2600円)。この金額を払おうとしたら、この運転手、何やらまくし立ててきた。どうも、空港での駐車代を払えと言っている。道中、観光案内らしき事もしてくれたので、まあいいかと駐車代を聞いたら、7000ペソだと言う。そんな高いわけ無いだろうと、駐車代2000ペソ(400円)、合計15000ペソで手を打った、、。観光案内は、何言ってるかさっぱりわからなかったが、値段交渉になると、内容理解できた。面白い。

ところで、通常は、空港からの駐車代も加算されるのだろうか。誰かに、聞いてみよう。

「TAXI」のプレートとライセンスを元に、客引きをする運転手。