4月30日(水)「大陸客狙い」

茶饗店というと、香港の喫茶兼定食屋みたいなもの。費用対効果がいいので、よく利用する。ところで、この茶饗店の一部で、料金が割高に感じられる店が出てきている、、、。これら、通常の茶饗店をちょっと小奇麗にしたお店で、いい場所にある。繁華街の真ん中、利用客の多いホテルの近く、MTRの近くなどなど。これらの店、普通の茶饗店の3−40%アップの料金体系。たまたま入った店で、会計の時100香港ドルを出したら、怪訝な顔をされた。請求は120香港ドル。自分では、その半額ぐらいのつもりでいたので、ちょっと驚いた。ところで、これだけ割高だと客が入らないと思うが、お店は満員だ。よく見ると、大陸からの旅行客が多い。それで、ふと思った。これらの店は地元の人間が顧客対象ではない、と。そう言えば、絶好のロケーション、ちょっと小奇麗、繊細さはないが豪快な盛り付け、等々。大陸旅行客が立ち寄るのに、いい条件が揃っている、、。料金が高く、ぶつ切りの大雑把な料理だったが、いい勉強になった。

マーケティングの上手なお店は、強い。それ以外、何の変哲もない店だと思うのだが。



4月29日(火)「出張散髪」

先日、家に、嫁の友達の美容師が遊びに来た。冗談ぽく、「髪切って下さい」と言ったら、「いいですよ」との事。いい機会なので、切ってもらった。ところで、この人、さすがプロ。ものの10分で、上手に仕上げてくれた、、、。この家での散髪を行ってもらいながら、この出張散髪、業務としても面白いと思った。時間決めが面倒とか、移動の時間がロスだとか、家が汚れるとか、いろんな問題があると思うが、それらを考慮しても、この出張散髪、需要があるように思う。まず、散髪屋で待たなくていい。何が面倒と言って、散髪屋で待つのは面倒だ。事前に予約して行けばいいと言われるが、そこまでして散髪屋に行く事は少ない。また、家だと、言葉が通じないとか細かい事を考える必要がない。楽な気分で、髪を切ってもらえる。それやこれやで、この出張散髪、かなりの需要があるのではと思うのだが、、。が、これ、さほどポピュラーでないのは、許認可の問題、それともコストが嵩むからだろうか。誰か、始めてみればいいと思うのだが。

ビジネスチャンス、思わぬ所に転がってるものだ。



4月28日(月)「水商売は儲かる」

俗に「水商売は儲かる」とよく言われる。これ、飲食などの水商売の事と思っていたが、化粧品ビジネスにおいても、水商売は儲かるようだ、、、。先日、化粧品ビジネスの知人と飯を食べた。その際、この知人、「水商売は儲かるんだよなー」と言った。水商売とは、飲食業の事かと思ったが、どうもそうではない。この知人の言う水商売は、化粧品ビジネス、その中でも、水を使うビジネスのようだ。何でも、化粧品でも、水で作るものと、練り物の両方があるようだ。で、収益的に儲かるのが、水物とか。確かに原料の大部分が水。広告宣伝に金はかかるだろうが、利益は出やすいはず。問題は売れるかどうかだ。一方、練り物は、水物ほど儲からないとか。ただ、定期的に商品が切り替わるので、その都度、大ヒットのチャンスはあるようだが。安定したリピート商品が、水物。一方、練り物は、定期的に商品見直しが必要で、水物ほどの収益率はないが、とんでもなく売れたりもするようだ、、。専門家に聞けば、いろんな話が出てくる。面白い。

化粧品の売れ行きを大きく左右するのが、年2回のパリ・コレクションらしい。ファッション業界では、まだまだフランスが強いようだ。



4月27日(日)「味噌汁代わりのおでん」

先日、太子(プリンスエドワード)の倉庫街の路地裏で、串焼き屋を見つけた。こんなところに日本料理店、しかも串焼き屋とは。腹は減ってなかったが、興味から入ってみた、、、。この串焼き店、こじんまりとした作りながら、地元の人で賑わっている(さすがに、日本人客はいなかったが)。串焼きその他何品かを頼んだが、味はそこそこ。悪くない。腹もいっぱいになった頃、味噌汁を頼んだら、「ない」という。その後、すかさず、「おでんはどう」と勧められた。これ、単におでんを勧めたのではなく、味噌汁の代わりとしてのおでん、という事。面白い発想に、「えっ」と思ったが、今回は腹がきつかったので、頼まないでおいた。しかし、この味噌汁の代わりのおでん、面白い。味噌汁に馴染みのない香港人からすれば、つゆの中に具が入ってるおでんも、味噌汁と同じような感覚なのだろう、、。今回は、味噌汁代わりのおでん、トライできなかった、どこかのタイミングで、試してみよう。きっと新しい発見があるのだろう。

こういった店には、バンバン行くべき。いろんな発見があるし、何より楽しく愉快なのがいい。

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地元の人でいっぱいの串焼き屋。



4月26日(土)「断られる事が前提」

先日知り合ったベトナム人。日本の業界内の展示会に出向き、出店してる会社や来客に営業して回るようだ。「嫌な顔されるでしょう」との質問には、「それはそうですが、100人あたって、5人乗ってくれれば御の字ですよ」との回答だった、、、。この彼の回答、教えられる事は多い。展示会中の忙しい中での営業、当然嫌がられる。100人が100人面倒臭い奴だと思うだろう。そう思うと、なかなかやる気も失せるもの。だが、この彼の場合は、断られるのを前提でいく。「数人でも名刺交換ができ、メルマガを流せれば次に繋がる。商談が出来るものなら、御の字」。こういった気持ちで、ぶち当たっていくようだ。展示会場の中では珍しいベトナム人。流暢な日本語を話し、そのスマートさがすぐに伝わる彼には、好意的な反応が多いようで、日本への旅費、経費等を考えても、十分ペイする成果が得られるようだ、、。断られる事を前提でのアプローチ、やり方も大分変わってくるのだろう。色んな事を教えられた。

ところで、このスマートなベトナム人、将来の夢は、アクセンチュアやボストンコンサルティング並みの世界的なコンサルテイングファームを作る事とか。十分可能だろう。



4月25日(金)「リビアという国」

「リビア」と言うと、カダフィ大佐が長期間権力の中枢にいた国。エジプトとモロッコに挟まれている。その程度の知識しか、持ちあわせていなかった、、、。リビア居住の人と、話す機会があった。リビアに対する知識、ほとんど持ちあわせてなかったので、これをいい機会と、いろんな事を尋ねてみた。まずは首都。(これすらも知らなかった。)首都はトリポリ。リビア全体で500万強の人口の中、トリポリには200万程度が住んでるようだ。で、街の治安だが、一種の内戦状態とか。カダフィ健在時は入って来なかったアルカイダも、カダフィ後はリビアに侵入。街の混沌に一役買ってるようだ。ところで、人々、特に女性が楽しむのは、頻繁に行われるパーティらしい。この時、女性はこぞって鮮やかなパーティドレスを着込み、おしゃれを楽しむとか。イスラムの戒律も、サウジアラビアやイランほど厳しくない。世界遺産に指定された場所もある等々、、。と、突貫でのレクチャーだったが、いい勉強になった。どこかで訪ねたいものだ。

現地で生活する人の話は、説得力がある。でも、リビアでの生活、大変だろう。



4月24日(木)「息抜きは量子物理学」

工場経営をしてる知人と話してると、「趣味(息抜き)は量子物理学」との話が出てきた。研究者ならともかく、そうでない人の趣味が物理学とは、面白いと思い、質問攻めにした、、、。この知人、激務だ。香港、華南、東京、大阪、台北を定期的に、行ったり来たりしている。その移動にも時間取られるし、管理すべき分野も多い。その知人にとっての息抜きの場が、物理学の勉強らしい。主に夜、この物理学の勉強をするようだ。物理学というと難解で眠くなりそうだが、この知人にとっては、最高の気分転換の場とか。古典物理学とか、ヒッグス粒子とか、ニュートン、アインシュタインとかの名前を出しながら、いろんな説明を受けたが、ほとんど理解出来なかった。(ちなみに、ヒッグス粒子は、神の粒子と呼ばれているようだ。)しかし、この知人、昼間は戦場のような激しい世界で闘い、夜は100億年単位で物事を考えている、、。そのギャップの大きさに驚くが、知人なりにうまくバランスをとっているのだろう。何とも面白い。

この知人と話していると、150億年とか、2兆億年という時間軸が出てくる。細かい事に拘らなくなるのだろう。



4月23日(水)「アマゾンの凄さ」

ちょっと前、アシュケナージ指揮の「展覧会の絵」の演奏会を聞きに行った。これ、編曲をアシュケナージ自身がするほどの十八番の曲。前評判通りの素晴らしい演奏だった、、、。その後、このアシュケナージ&展覧会の絵の検索をした。今までの演奏会数や、世間一般での評価が知りたかったので。ところで、数日後、アマゾンからオススメ商品のメイルが届いた。いつも、小説、ビジネス書の紹介だが、今回は違う。「アシュケナージの展覧会の絵」、それのCD。それ以外にも、カラヤン指揮のそれや、ホロビッツのピアノによるものと、まさに「展覧会の絵」のオンパレードだ。この「展覧会の絵」、特別好きではないが、これだけタイムリーに宣伝メイルが届くと、「購入するか」という気になる。検索後数日で、その検索内容に付随した商品情報が流され、数回のクリックを経れば、購入まで辿り着く。アマゾンの凄さを感じた瞬間だった、、。アマゾンの一人勝ちの状況、まだまだ続くのだろう。

検索内容やカードでの決済状況で、人の嗜好は丸裸にされるのだろう。ある面、怖い話だ。



4月22日(火)「前衛映画の楽しみ方」

先日、映画好きの人から、「真っ白な画面を延々と4時間見続けるような、前衛的な映画が数多く有る」旨の話を聞いた、、、。80年代前半は、頻繁に映画館に通い、コッポラ、スコセッシ、フォアマンらの作品を見まくったものだ。が、これも、90年代に入る頃から、映画館に行く回数が激減。最近では、年に1−2本というところだ。飛行機に乗っても、機内で映画を見る事はほとんどなく、いつも音楽を聞いている。ところで、このような状況なのだが、先の知人から聞いた前衛映画は、ちょっと興味がある。多少の変化はあるのだろうが、真っ白な画面を延々と数時間見続ける。そこに監督の意図するものを探そうと、皆一生懸命見るのだろう。作品自体には、難解な意味付けがあると思うが、特に監督の意図するものを理解しようとは思わない。興味あるのは、これらの前衛映画を見に集まってくる人達。単調な画面を見続けるだけで、眠くなりそうだが、そこに意味を見出そうと、真剣そのものらしい、、。前衛映画の観客を見に行くのも、面白そうだ。

先日読んだオリバー・ストーン氏の米国史は、映画プラトーンなどとかぶり面白かった。そうゆう意味では、映画からの影響、結構受けてるのだろう。



4月21日(月)「誰のためのサービス」

先日のホーチミンの宿泊ホテル。以前あった靴磨きセットが、置かれてない。その代わり、「内線番号で連絡入れれば、無料で靴を磨きます」の説明があった、、、。このホテル、ロケーションがよく、ジム、プールも有り、料金もそこそこ。サービスも良かったので気に入ってたが、今回は、「あれっ」と思う事が幾つかあった。まず、午前中にホーチミンに到着。ホテルチェックインしょうとしたが、「14時前は出来ません」との返事。仕方なく、ジムのサウナで時間を潰した。後、部屋に置かれていた髭剃り、歯磨きセットがない。髭剃りはともかく、歯磨きセットもないので、ハウスキーピングに連絡すると、すぐ持って来た。ホテルに用意はしている。ただ、単に部屋に置かないだけ。で、「靴磨きセットも部屋に置かないで、無料で磨いて持ってくる」というもの。この無料の靴磨きを利用する人がどれだけいるかわからないが、当然、磨いて届けてもらうときには、チップを渡す人が大半だろう、、。このサービス、客のため、それとも従業員のため。

これらのサービス、よりチップを貰う機会を作り出してると思わないでもないが、どんなもんだろう。

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「靴磨き無料」の表示。



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