7月31日(木)「ブランド力」

先日、沖縄で名物料理を尋ねたら、あぐー豚を勧められた、、、。何でも、このあぐー豚、全身黒毛で体質が強く、温和な豚のようだ。100キロ前後と小型の豚で、脂身が多いとか。このあぐー豚、ジューシーでしつこさがなく、臭みも少ないらしい。このような説明を受けた後の食事だったので、特に美味しく食べられた。ところで、このあぐー豚を、ただの豚肉料理として出されたら、どこまで美味しく感じる事ができただろうか。あぐー豚と他の豚肉を並べられて、どちらがあぐー豚かと問われても、まず答える事は出来ない。あぐー豚が、ジューシーと臭みが少ないと教えられてたので、そう感じただけの事。このあぐー豚を食べながら、ブランド力の大事さを感じた。何の変哲もない豚肉が、そこに物語とブランド力が加わると、一挙にその美味しさと価値が倍増する。そう言った意味では、和牛や高級豚などの食材を販売する際のポイントは、いかに差別化されたブランド力を伝えられるかという事になる、、。あぐー豚を食べながら、ブランド力の作り方に思いが至った。

香港、中国で人気の日本製果物も、ブランド力がないと販売が大変なようだ。どこの世界も難しい。



7月30日(水)「展示会開催場所の変更」

中国では、年2回、生地関係のインターテキスタイルの展示会が開催されるようだ。北京が春で、上海が秋。これが、長い間の恒例だったようだ、、、。上海近郊で、生地関係の仕事をしてる知人と話していると、このインターテキスタイルの展示会の春の部分も上海で行われるようになり、今現在は、春秋とも上海開催という形になったようだ。その理由は、悪名高い北京のPM2.5。北京のPM2.5は物凄いとの噂が広がってるようで、ビジネスマンが北京に行きたがらないようだ。でも、これ北京にとっては、由々しき問題。スモッグや大気汚染が悪いと思われる北京行きを躊躇するビジネスマンがいかに多いか、という事だろう。展示会主催会社からすれば、来訪者の数が死活問題になる。訪ねる人が少なければ、当然、出展者の数も減り、主催者側は収益が上げづらくなる。人が来るかどうかわからない北京よりも、いっその事、PM2.5の影響の少ない上海へ移してしまえ、という事だろう、、。展示会の「脱北京」が進むのだろう。

上海も決して空気がきれいとは言えないが、北京のひどさ、すごいものがあるのだろう。



7月29日(火)「多い日本人の数」

上海と香港というと、よく比較される街だが、圧倒的に違うのは、街中で見かける日本人、日本語表示の数だ、、、。今回のホテル、日本人居住区の近くだったためか、いつも以上に日本語表示が目についた。日本料理店、寿司、マッサージ、サウナ、カラオケ等々。また、どこに行っても日本人を見かけるし、日本語が聞こえてくる。この上海市だけで、10万人の日本人が居住してると言われている。それに加えて、頻繁に訪れる出張者や観光客。上海は、香港に比べて、より日本を身近に感じる街だ。これは、距離的な差からだろうか。香港ー日本間は、4時間前後かかる。これが上海だと、確か大阪まで、1時間半。東京までの2時間強。香港の半分だ。これだと、国内の移動をちょっと長くした感じ。今後も、上海でビジネス展開する人間増えるだろうし、上海ディズニーランド完成後は、観光で訪れる人間の数も増えるだろう、、。緊密さを益す日本と上海の関係、政治問題でそれらが頓挫しない事を願うばかりだ。

未だに建設ラッシュの上海、噂されるバブル崩壊とは無縁のようだ。



7月28日(月)「軍事演習」

昨日の飛行機で上海に移動。夕方から、現地の知人達と飯を食う予定でいた、、、。香港ー上海間の手続きをしてると、上海人の知人からメッセージが入った。「上海到着予定の飛行機が、大幅に遅れている」と。何でも、この1ヶ月間、上海周辺の軍事演習のため、遅延や欠航の便が続出してるとか。「まずいなー」と思いながらも、40分の遅れで飛ぶと聞いてほっとした。が今度は、機内に入ってからの機長アナウンスで、「広州当局の指示で1時間遅れ」と。先ほどの上海人からのメッセージで、予想はできたが、「何だかなー」という気になった。で、何やかんやで、2時間遅れで上海の空港に到着。ダッシュで、ホテルチックイン、その後アポの場所に向かおうと思っていると、なかなか飛行機から降りられない。エプロンを取り付ける係員が不足してるとかで、ここでも20分程待たされた、、。結局、2時間半の遅れ。ホテルはパス。アポの場所に直行。運転手に飛ばしてもらって、何とか間に合った。中国に向かう予定の皆さん、暫くは飛行機の遅延にご注意を。

日中関係がギクシャクしてる時に、軍事演習と聞くと、「えっ」と思う。大丈夫だろうか。



7月27日(日)「地力の差」

コンスタントに3割を超えるバッターと2割9分で終わるバッターには、差は僅かだが、大きな開きがあるとか、、、。昨日の横綱決戦、白鵬対鶴竜戦。優勝回数30回に迫ろうという白鵬と、ワンチャンスを物にして横綱になった鶴竜。2敗の白鵬に、3敗の鶴竜。ともに、優勝の可能性のある一番だったが、二人の地力の差を感じさせる一番でもあった。途中、うまい具合に両差しになった鶴竜だが、攻められない。そうこうしてるうちに白鵬に巻き変えられ、一気に寄り切られた。熱戦のようにも見えたが、「2人の自力差、結構あるんだろうな」と感じさせられた。以前も、鶴竜は、白鵬の背後に回りながら攻められずに、白鵬の速い動きに圧倒された事があった。今回の勝負もまさにそれ。ここ一番、まさにこの場面という時に最高の動きができるのが、白鵬。残念ながら鶴竜には、白鵬のようなここという場面での素早い動き、持ちあわせていない。それが、二人の優勝回数の差になってるのだろう、、。接戦の中にも、大きな地力の差を感じさせた一番だった。

ところで、今場所優勝するのは、30回目の白鵬。それとも、悲願の日本人優勝の琴奨菊。どちらだろう。



7月26日(土)「パン屋での出来事」

朝、中国のパン屋に出かけた。揚げたてのパンと、コーヒーを買うためだ。ところで、ここのレジで順番を待ってると、面白い光景を目にした。幾つかのパンをトレーに載せていた女性、このトレーからパンを落としてしまった、、、。「この件、どう処理するのか」と見てたら、何と、このパンを元の場所に戻し、何食わぬ顔で、新しいパンに取り替えた。この女性の行為にも驚いたが、もっと驚いたのは、レジにいた店員。この場面しっかり見てるのだが、何の注意もしなければ、パンを取り替える作業もしない。「1回地面に落ちるぐらいは、たいした事ではない」と思っているのだろう。持ち帰りの予定でいたが、この結末どうなるのかと方向転換。店内の様子を観察する事にした。その後も、パン購入に、家族連れや、OLらしき女性とかが訪れたが、「パンが汚れてる」と言うクレームは付かなかった。という事は、これらの中の誰かが、地面に落ちてゴミが付着したパンを購入、食べた事になる、、。何とも、驚く光景を見てしまった。

食べ物を口に入れる時は、「汚れてないか」、よく見てから食する事にしよう。



7月25日(金)「白靴下」

昨日、羅湖から香港への車中で、対面に座った中年の男性が、一心に本を読んでいた。本は、日本の単行本のような、香港の本のような。また、顔も日本人のような、香港人のような、よくわからない感じだった。まさか、「日本の方ですか」と問い合わせる訳にもいかない。どちらだろうと思っていると、ふと白い靴下を履いてるのがわかった。これで、「あっ、この人は日本人」と確信した、、、。香港や中国、台湾など、中華圏一般の傾向だと思うが、白い靴下、子供はよく履いてるが、大人が身につけるケース、極端に少ないような気がする。別に、縁起が悪いとかいう理由ではなく、単に大人の白靴下、相応しくないと思ってる人が多いようだ。翻って日本、スーツやスラックス姿で、白靴下というケースもたまに見受けられる。別に、この格好がよくないわけではなく、人によってはファッショナブルな感じで、とても似合っている。が、時たま、「ちょっと場違いだなー」と思わせる人がいるのも確かだ、、。身につけてる衣服で、どこの国の人か推察出来る。面白い。

案外、中国人は保守的な考え方をする人達、なのかもしれない。



7月24日(木)「経済合理性」

先日会った知人と話してたら、1時間の間に「経済合理性」という言葉が10回近く飛び出した。経済合理的に動く効用を説く話が、延々と続いた、、、。取引先の会社に、挨拶に出向いた。その際、喉が渇き、アポの時間まで少しあったので、コンビニに飛び込み、リポビタンを購入しようとした。レジに持って行くと、店員が、「1本19.5香港ドルだけど、2本だと22.9ドル。2本の方が得だから、もう1つ持ってきたら」と言った。確かにこの料金体系だと、2本買った方が得。知人から、経済合理性の話を聞いた後だったので、薦められるまま2本購入した。ところが、この外出、鞄を持ってきてない。初めて訪問する会社で、リポビタンを下げて行くのはおかしい。「1本どうですか」、と勧めるのはもっとおかしい。ということで、経済合理性に釣られて買った2本のリポビタン、一挙に飲み干すことになり、ちょっと気持ち悪くなった、、。経済合理性も状況による。この件、よく理解出来た。

「経済的には得でも実際は損」、こんなケース多々ありそうだ。



7月23日(水)「完全燃焼の人生」

先週新聞を読んでると、「世界屈指の指揮者ロリン・マゼール氏が、肺炎で死去」の一文が飛び込んできた。これを見ながら、「えっ」と心底がっかりした、、、。高齢とは言え、精力的に演奏会を続けていたマゼール氏。機会がありながら、なかなか生で聞く機会のない指揮者だった。日本にも数限りなく来てるし、昨年10月には香港で香港フィルとの共演も果たした。平壌でも、ニューヨーク・フィルを率いて訪れてる。昨年夏、南米を訪ねた時も、マゼール氏の演奏会の張り紙をみた。そして今年の11月は、香港フィルとブラームスの交響曲を演奏する予定だった。ここで、マゼール氏の音楽にも触れる事ができると思っていた矢先のこのニュース、ホントがっかりした。80際を超えても、そのずば抜けた記憶力で、暗譜で演奏を行ってたマゼール氏。(何でも、ニューヨーク州の電話帳を丸暗記出来たとも言われている。)生のその音楽に触れられなかったのは残念だが、今後はこういった事がないようにしよう、、。行きたいものには、多少無理してでも行く事にする。

80歳を超えても、年間100回以上の演奏会を開いていたマゼール氏。完全燃焼の人生だったのだろう。



7月22日(火)「フランスのかつお節工場」

パフィーという猫を飼ってる。このパフィーの好物は、エビとかつお節。冷蔵庫を開けると、かつお節にありつけると思うのだろう、「ニャーニャー」とうるさくまとわりついてくる、、、。枕崎の水産協同組合が、フランスにかつお節工場を作るようだ。かつお節の需要のあるフランスだが、EUの厳格な食品の輸入基準で、日本からの輸出は難しい状況とか。そこで、枕崎の水産組合が、フランスに工場を設立。そこから、商品提供をすることを思い立ったようだ。かつお節は、インド洋で調達。日本と同じ製造方法を取るようだ。ところで、この取組面白い。近年、富に人気の日本食材。その技術ノウハウの輸出だが、思わぬ需要を開拓できるかもしれない。日本だと、かつお節はこういうものという固定概念があり、画期的な商品になる可能性は薄い。が、これがヨーロッパの人達となると、かつお節の思わぬ活用法を見出すかもしれない。ワインとかつお節とか、トリュフとの組み合わせとか、、。フランスのかつお節工場、可能性を感じさせる事柄だ。

また、ペット王国の欧州、ペットフーズとしてのかつお節も大いにありだろう。今後が、楽しみだ。



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