昨晩飯を食べた工場経営の知人に、「1年後はどうしてる」と聞いたら、「会社の上場を目指してる」か、「四国88箇所のお遍路参りをしてる」と答えてきた。これ、冗談で言った訳ではなく、この知人にとっては、上場もお遍路参りも、初めての経験という部分において、同じ類の事のようだ、、、。この知人の考えの根本にあるのは、自分自身の存在意義。会社が上場を目指す場合は自らの力を発揮できるが、そうでない場合は、違う方向に進むという事のようだ。そのため、1年後は、上場を目指してがむしゃらにつき進んでる自分と、違う方向での足固めとしてのお遍路参りをしてる自分、この2つの考えが共存出来るようだ。経済的に自立してる知人にとっては、生活のためという選択肢はなく、「どの分野が自分の力を必要としてるか」、「どの方向が自分の才能を殺さなくていいか」、ここを唯一最大の判断ポイントにしてるようだ、、。ユニークな考え方の人間との会話、ホント楽しい。
回りから見ると全く違う方向だが、本人からすれば大差がないという考え方。面白い。