9月30日(水)「胡椒の威力」

もう20年ほど前だろうか、湖南省の長沙を訪ねた事がある。その際、現地の人がデザート用の饅頭を、激辛唐辛子に付けて食べたのには、心底驚いた、、、。湖南省出身の人から、食事の招待を受けた。以前の長沙での苦い思い出があるので、あまり気乗りはしなかったが、出かける事にした。ところで、部屋に入ると、喉がむせて咳が出る。これは、嫁や息子も同じで、一体なんだろうと思ったら、スープにふりかかっていた大量の胡椒。これらが、部屋中に充満してるという事だった。自分らが「胡椒アレルギー」じゃないかと思うぐらい、むせて、くしゃみが出て、そして咳も出た。胡椒の威力をまざまざと感じた訳だが、勿論、このスープ、我々用ではなく、彼ら自身が普通に飲むスープ。おじいちゃんもおばあちゃんも、そして子供達も、ごく普通に飲み干していた。しかし、あれだけの胡椒入のスープ、体に悪くないのかと、少し心配になった。た、、。富貴ハムや南瓜餅など美味しい料理も多いが、胡椒のたっぷり入った湖南料理、これはもう勘弁だ。

「世の中はホント広い」、それを感じさせた食事会だった。



9月29日(火)「世界で5本の指」

真偽の程はわからないが、アインシュタインは、その相対性理論の発表時に、「この理論が理解できるのは、世界中で数人だけ」と言ってのけたとか。これ、すごい話だ、、、。ところで、このアインシュタイン並の自信満々の発言をする知人がいる。今をときめく◯◯の知識では、「世界で5本の指に入る」と。今現在、世界の人口はどれぐらいだろうか。70億程度だろうか。でも、どんなものであれ、世界中で5本の指に入るのは物凄い事。また、それを公言できるのはもっと凄い事。この話を聞いた時は、「大ぼら吹きと思うよりも、その並外れた自信に圧倒された」というのがホントのところだ。会社や学校での5本の指ではない。世界中での5本の指だ。しかし、この知人、この世界で5本の指の話、あちこちでしてるようで、またそれ相応の裏付けもあるのだろう。講演に呼ばれたり、設立された協会の会長に推されたりと、忙しく動き回っているようだ、、。自信に裏打ちされた圧倒的な知識量、その力は絶大なようだ。

「◯◯については、世界で5本の指に入る」、是非言ってみたい台詞だ。



9月28日(月)「品格か勝負か」

横綱とは、「大相撲の最高位、またその力士、その力士の締める綱の事」とある、、、。二転三転した大相撲秋場所、鶴竜が横綱精進後初めての優勝を飾った。しかし、この優勝も難産。1人横綱の今場所、途中照ノ富士に星2つの差を付けられるし、稀勢の里戦では、2度に渡る変化で散々叩かれた。また、千秋楽も、右膝を痛めた照ノ富士に本割で押し倒され、決定戦の末の優勝。この数日、何かと騒がしかった鶴竜の周囲。優勝出来て、ホッとしてる事だろう。ところで、この数日で考えさせられたのは、横綱の定義。大相撲の最高位である以上、その地位を保てなければ、辞めなくてはならないのはよく分かる。が、横綱は、強さだけでなく、品格も求められる。まず品行方正で、他の力士の鏡にならなければならないし、私生活に於いての規律ある生活も求められる。また、その取り口においても、(今場所の鶴竜のように)変化したりしないで、正々堂々受けて立つ相撲が求められる、、。品格よりも勝ちにこだわった鶴竜。今後、どのような横綱になっていくのだろうか。

「徹底的に開き直った鶴竜が、朝青龍バリの悪役横綱になる」、この選択肢もありだろう。



9月27日(日)「エンターティナー性」

「明るく、楽しく、元気よく」というと、「NHKのど自慢」のキャッチフレーズ。この長寿番組を、久々に見る機会があった、、、。のど自慢どころか、テレビはほとんど見ない。たまに、サッカーや相撲、野球の試合、そしてニュースを見るぐらいか。夕食時に、ニュースを見て、そのままテレビをつけっ放しにしてると、のど自慢が始まった。「この夜の時間に」と不思議に思っていたら、「SMAPプレゼンス」の特別番組だった。震災地でののど自慢中継だが、これがなかなか面白い。外に写真を撮りに出かける予定を変更。結局、番組の終わりまで見続けた。テレビの1視聴者を惹きつけたのは、SMAPのその類まれなエンターティナー性。番組を盛り上げるのは勿論、合格者とは一緒に喜び、惜しい結果でも健闘を称える。観客との握手会に始まって、代表曲メドレーでは、客席に降りて歌うなど、異例ずくめ。数百人の小さな会場だったが、その盛り上がり方は、半端じゃなかった、、。のど自慢放送開始70年の記念番組だったようだが、元気をもらった時間だった。

ひょっとして、今年の紅白の白組司会、「香取慎吾」?



9月26日(土)「クレジット」

クレジット(CREDIT)と言うと、国際金融では、「借入れ、借款」の意。それと同時に、当然ながら「信用」という意味もある、、、。すごくビジネスが上手く行ってる中国人起業家の紹介を受けた。この彼に、「仕事がうまくいく秘訣は何ですか?」と聞いたら、「それは、クレジット(信用)です。いかに周囲の人間に信用してもらえるか、これに尽きます」、このような趣旨の回答。話の途中、何度もクレジットという言葉が飛び出してきた。まだ若く、新進の経営者なだけに、もっと違った答え、「仕組」とか、「資金力」とか、「頭の良さ」のような答えが返ってくるかと思っていたので、「クレジット」という回答には、ちょっと驚いた。しかし、よく考えてみると、クレジットは、何をする際にも必ず必要になるもの。どんなに素晴らしい技術や腕があっても、信用がなければそれを活かす場が見いだせないし、そもそも、誰も振り向いてくれないだろう、、。中国人起業家から、ビジネスにとって大事なものを再認識させられた。いい経験だった。

国は違っても、ビジネスの基本になるもの、どこでも同じなんだろう。



9月25日(金)「ホームスティ」

香港人の知人と飯を食べてたら、その子供の教育で面白い話を聞いた、、、。韓国との関係の強いこの知人。小学校低学年の息子を、夏の間3週間程度、韓国人の知人宅にホームスティで送る事を考えていたようだ。まず、彼と息子とで一緒に韓国に行き、彼自身も数日、韓国の知人宅に泊まる。その後、息子を置いて、彼はホームスティ宅を離れる。10日ほど滞在してから、今度は別のホームステイ先に。ここでも同じような手順のようだ。韓国の受け入れ先の知人には、「特別な対応はしないで、ごく自然に接して」と話しているようだ。このホームステイで、この知人の息子が得られるメリットとしては、韓国語が覚えられる。また、(何でも自分で行わなければならないので)独立心が身につく。そして、この子がシャイな子のようなので、このホームステイを機に活発な子に変わってくれれば、という事のようだ、、。この夏計画していたホームスティは、MARSの影響で来年へ延期になったようだが、これなかなか面白い。きっと、いい経験になるのだろう。

これぐらいの年の子だったら、寂しくなって泣いたりするのだろうか。しかし、強くなるだろう。



9月24日(木)「ハルキスト」

先日、自称ハルキスト(小説家村上春樹の熱烈なフアン)と飯を食べる機会があった、、、。「ノルウェイの森」や「1Q84」など、村上春樹の小説は結構読んでる。「面白さは感じるが、作者が意図したところはなかなかわからない」と、このハルキストに伝えたら、ちょっとムッとしながら、「村上春樹の作品は、病んだ心、悩んだ心を和らげてくれる。多分、心が病んでないから響かないのでしょう」と、棘のある返事。一応、「そんな事はないと思うけど」と答えておいた。が、「この心が病んでない」というのは、喜んでいいのか、悲しんでいいのか、どう理解すればいいのか、考えさせられる返事だった。いつも読んだ本の印象に残る箇所を折り曲げて置くのだが、ビジネス書など他の本と村上春樹の本では、その折り曲げる箇所がかなり違ってくる。ビジネス書などが、その内容に対して響くのに比べて、村上春樹の本は、その表現方法の面白さ(例えば、「わりに迷惑です」とか)に響く箇所が多い、、。いずれにしろ、ハルキストとの会話、十分楽しめた。

そろそろ、ノーベル賞の選考時期。村上春樹、ノーベル文学賞を受賞するのだろうか。



9月23日(水)「出金が難しい」

何かとチェックが厳しくなった香港の銀行。その出金で、大分トラブったという話を聞いた、、、。法人口座から出金を試みた知人。まず、銀行窓口で、自身の所有する法人口座からの出金を依頼。本人確認のためのパスポートを提示(パスポート自体の変更はないようだ)。すると、銀行の方から矢継ぎ早の質問が返って来たとか。また、ATMカードを持ってるかと聞かれ、「イエス」と答えたら、下のATMマシーンで100香港ドル引き出してくるように言われたようだ。その後、今度は、連絡先になってる携帯。ちゃんと、その携帯が鳴るかどうかの確認。それから、窓口前で、パソコンを開き、インターネットバンキングにログイン出来るかどうか、これらの要求があったようだ。銀行側が警戒してるのは、本人以外がお金を引き出す事だと思うが、これだけチェックされるとホント大変。すったもんだの末、何とかお金を引き出せた知人。「自分の口座からお金を引き出すのに、何でこんなに苦労しないといけない」と嘆いていた、、。これ、特別なケースだったのだろうか。

しかし逆に考えると、銀行がこれだけ本人確認に注意すると、トラブルは少なくなるのだろう。面倒だが、いい事かもしれない。



9月22日(火)「介護」

自称「読書のソムリエ」の知人が薦めてきた本の一つが、要介護老人と無職の孫との息詰まる攻防戦を描いた作品。読み進めると、「じいちゃんなんか、早う死んだらよか」という表現が、何度も出てきた、、、。この本、87歳で健康体だが、施設にも入れず、家族や孫に迷惑をかけるじいさんと家族の葛藤を描いた作品。丁度、この本を読んでる最中に、父親の誕生日があった。お祝いの電話をかけると、ちょっと忘れっぽくなってるけど、体はいたって元気。食欲もあり、健康そのものとか。母親に手間暇をかけるような事もないようで、安心した。しかし、高齢化社会の日本で、当然問題としてでてきそうなのは、家庭内での介護。足腰の弱くなった老人の介護、ホント大変だろう。それを、一般家庭の中で行わなければならない、これも大変だと思う。人によっては、家族の面倒をみるために、仕事を辞めなくてはならなくなったりする、、。これから、益々高齢化が進む日本の社会、老人介護の問題、大きな社会問題になってくるのだろう。

ところで、この勧められた小説。読みながらの気持ちよさは感じなかったが、印象には残った。「勉強になった」と言う事だろう。



9月21日(月)「重圧」

横綱白鵬の思わぬ休場から、混沌としてきた大相撲秋場所。その秋場所で、一方ならぬ重圧を受けてると思われるのが、横綱の鶴竜。今場省は、場所前から、横綱の日馬富士も休場。いつもの場所なら、目立たずのほほんと相撲を取ってたように見えた鶴竜に、俄然重圧がかかってきた。格上横綱の白鵬が居て、その下で出場するのと、白鵬も日馬富士もいない場所で綱を張るのでは、その緊張感が全然違う。中日まで、売出し中の照ノ富士が全勝。大関の稀勢の里も、今場所は絶好のチャンスと1敗で続いている。重圧がかかってるであろう鶴竜も、なんとか1敗を死守している。今までは、優勝できなくても、優勝争いに絡めばよしとされてた鶴竜。しかし、今場所はそうはいかない。照ノ富士や稀勢の里に優勝を持っていかれれば、横綱としてのメンツも失墜。横綱でいる事自体が、問われ始めるだろう。そして、何よりも、今場所優勝できなければ、今後鶴竜が優勝する機会、なかなか訪れないだろう、、。今場の賜杯を手にするのは、一体誰だろう。

休んで始めてわかるのが、白鵬の偉大さ。その存在感、やはり図抜けている。



次のページ »