「耐雪梅花麗」、これ西郷隆盛が詠んだ漢詩で、「梅の花は寒い冬を耐え忍ぶことで、春には一層麗しく咲く」、このような意味のようだ、、、。この「耐雪梅花麗」を座右の銘にしてるのが、昨日日米通算200勝を達成したカープの黒田。200勝をかけた試合で2度足踏み。3度目のトライでの記録達成に、本人が一番ホッとした事だろう。ところで、この黒田と因縁浅からぬのが、元ヤンキースの松井。日本時代は、カープのエースとジャイアンツの4番。数えきれないぐらい対戦した。小細工無しの真っ向勝負は、見応え十分だった。(黒田の最初の三振が松井からで、松井の300号は黒田から放ったもの。)この二人、大リーグに移ってからは、リーグが違い対戦経験なし。黒田がヤンキースに移ってからは、同僚という関係だった。高校時代からスター街道を歩んだ松井に比べて、黒田の野球人生は地味なものだった。雪を耐える時期が長かったと思うが、その時期があったらこそ、麗しい梅の花が咲いた、、。この200勝を節目にもっともっと活躍して欲しいものだ。
チームメイトとお揃いの「耐雪梅花麗」Tシャツを身に付けた黒田。一体何を思ったのだろう。