11月30日(水)「負のイメージ」

先日、日本から来港した知人、「フカヒレスープと上海蟹を食べたい」とのリクエスト。お安い御用と思ったが、上海蟹をメニューから外してるレストランが多く、「あれっ」と思った、、、。香港に輸入された上海蟹から、基準値を超えるダイオキシンが検出されたのは、10月後半だっただろうか。このダイオキシン、発がん作用もあるとかで、香港中から、800キロにも及ぶ上海蟹が廃棄されたと聞いた。そうした事情もあって、今年は、まだ1回も上海蟹を食べないでいた。が、年1回ぐらいは上海蟹も食べなくてはと、上海レストランでの夕食の際に、この上海蟹を注文した。相変わらず、食べれる所が少なく面倒な上海蟹だが、年1回の儀式だと思えば、それなりに味わえる。ところで、この上海蟹のダイオキシン検出、そのダメージは限りなく大きい。先の知人のように、上海蟹を食べるためだけに来港する人がいるほどの人気の上海蟹。お店も、料金の取れる上海蟹の負のイメージ、困った事だろう、、。長引く不況に上海蟹の不祥事。お店も、頭が痛いだろう。

ところで、この上海レストランでは、ごく普通に上海蟹を出してきた。もう騒ぎは収まったのだろうか。



11月29日(火)「ホールインワン時のチップ」

深センのゴルフ場から戻った知人が、面白い事を言っていた。ホールインワインを出した際のキャディへのチップの相場、中国人社長が5000元。韓国人社長は2000元。日本人の老板は500元とか、、、。この話、キャディの間で笑い話になってるようだが、考えさせられる話だ。中国人社長の5000元は、何となくわかる。彼らのお金の使い方は、ダイナミックだ。カネになると思ったり、ここぞという時には、出し惜しまない。ホールインワン達成時は、どんとチップを渡しそうだ。韓国人社長の場合は、中国人社長ほど大胆ではないと思うが、そうは言ってもオーナー社長。それなりに出すだろう。ところで、日本人社長の500元。雇われ社長が多いために、500元という、中国人、韓国人社長に比べて少ない額になったのだろうが、これは単に自由になる金が少ないという事で、ケチとかきっぷがいいとかは関係ないような気がする、、。ホールインワン時のチップの額の比較、何とも面白い。

ところで、こうした場合の米国人やヨーロッパの社長のチップの額、どんなもんなんだろう。



11月28日(月)「ラリアット」

スタン・ハンセンのウエスタン・ラリアットってご存知だろうか。相手の首元に、腕の内側を叩きつける打撃技。このラリアットを久々に見る機会があった、、、。先週末、地下鉄11号線で、福田から后海に向かおうとした。ところが、時間はまさに、会社帰りのビジネスマン、ビジネスウーマンで賑わう時間帯。凄く混んでいる。ここで、ドアが締まる寸前の電車に、学生風の2人連れが駆け込もうとした。すると、入口で客の誘導をしていた係員が、まさにこの二人を、スタン・ハンセンばりのウエスタン・ラリアットで電車に駆け込むのを阻止。2人の学生風も、唖然とした顔をしていた。ところで、この光景を見ながら、駅構内の警察風の制服を着た係員、一体どんな人達だと思った。駆け込む2人の侵入を簡単に阻止。その格闘技の素養は半端なものじゃない事が判明した。中国では、こうした人の集まる公共の場には、腕利きの人間を配置してるのだろうか、、。この駅係員のラリアット、久々に凄いのを見た。

香港の駅構内係員は、女性が多いが、中国は中年の男性。トラブル発生時の処理も見越しての事だろうか。



11月27日(日)「ソースカツ丼」

以前、福井県で知人がご馳走してくれたカツ丼は、ソースにたっぷり浸したカツをご飯の上に乗せたもの。通常の、とんかつと卵で炒めた玉ねぎのカツ丼とは、だいぶ趣が違った、、、。先週末、深センのセミナー会場近くで、駆け込みで昼メシを食べた。ところで、飛び込んだ日本料理店、メニューの中にソースカツ丼がある。以前福井で食べたソースカツ丼が頭をよぎり、早速注文した。確か、福井で食べたソースカツ丼は、カツにソースがたっぷり染み込み、ご飯までもソース味。これが何とも美味だった記憶がある。が、深センの日本食店で出て来たソースカツ丼は、ご飯の上にカツが乗っている。しかし、ソースは全くかかっていない。小皿にソースがたっぷりとあり、これにつけて食べて下さいという事だろう。「ソースがたっぷりかかったカツ丼を嫌がる人がいるかも」との配慮だと思うが、福井で食べた豪快なソースカツ丼をイメージした身からは、ちょっとがっかりした、、。あの豪快なソース味、また食べてみたいものだ。

こちらでは、天ぷらうどんでも、天ぷらとうどんが分かれて出てきたりする。丁寧なのだろうが、「あれっ」と思ったりもする。



11月26日(土)「強さと脆さの同居」

大相撲の栃ノ心は実力者だけど、3横綱と比べれば力は落ちる。3横綱を撃破して逆転優勝の機運が高まった稀勢の里だが、栃ノ心に土俵に叩きつけられた、、、。稀勢の里は、面白い力士だ。白鳳、鶴竜、日馬富士と3横綱を力相撲で撃破。その圧倒的な実力を見せつけたかと思ったら、平幕の力士に転がされる。自分より番付の上の力士には力を発揮するが、下の力士に対しての取りこぼし(特に、ここという場面での)が多い。このへんが稀勢の里の魅力かもしれないが、強さと脆さの同居した力士だ。ところで、大鵬や北の湖、白鳳など大横綱と呼ばれた力士達の共通点は、守りに強い事。異常に取りこぼしが少ない。当然、攻めも強いのだろうが、それ以上に守りに強い。綱取りに何度も挑んで、その都度弾き返されてる稀勢の里。下手に横綱になって短命で終わるより、強さと脆さの同居した人気大関のままがいいのかもしれない、、。圧倒的な強さで唸らせ、脆い負けで落胆させる稀勢の里。ホント面白い力士だ。

「鶴竜、日馬富士との巴戦を制して稀勢の里の初優勝」。可能性は薄いが、期待してみよう。



11月25日(金)「カサ・マルティクラール」

夏にキューバを訪ねたが、困ったのは、その法外なホテル料金。家族3人1部屋2泊、これに朝食と半日観光がついて、1人6000香港ドル。3人で18000香港ドル(日本円28万円)。これで、ホテルが良かったらまだ許せるが、創業以来100年以上経ってる年代物のホテル。ネットも使えないし、半日停電になり、また水も止まった。ブームに便乗して、これだけぼったくったら、「リピーターも育たないのだろうな」と思った、、、。このキューバで、最近カサ・マルティクラールと呼ばれる「民泊」が増えてるようだ。これらの民泊、政府公認で自宅を旅行者に貸し出してるようだ。こうした民泊業者は自営業者のようで、社会主義国のキューバで、こうした自営の民泊業者が出てくるのも面白い。キューバ自身が、社会主義体制を維持しながら、中小企業を解禁する政策を取ってるのだろう。ところで、これらの民泊、とてもリーゾナブルな料金とか、、。これらの民泊がもっと認知されれば、今までみたいなホテルや旅行業者のぼったくりも少なくなるだろう。

食べ物も美味しく、観光資源にも恵まれたキューバ。ホテル代が落ち着けば、益々人気が出るだろう。



11月24日(木)「オシャレの季節」

数年前、香港を訪ねた知人から、「(香港では)毛皮のコートを(身に着けないで)手に持って歩いている女性を見かける。あれはファッションの一部なのか」、と聞かれた事がある、、、。東京で初雪が降ったのは54年ぶりのようだが、昨日の香港も結構冷え込んだ。亜熱帯の香港でも、冬場は冷え込む。さすがに雪は降らないが、真冬には気温が5度程度まで下がる事もある。ところで、昨日の香港、「雨交じりでちょっと涼しくなったなあ~」って感じだったが、地元の人達の恰好が凄い。ジャンバーやコート姿、中にはダウンを身に付けてる人もいる。(さすがに、毛皮のコートは見かけなかったが)。この光景を見ながら、「一体何度なんだ」と温度を確認したら、何の事はない19度。丁度いい感じだ。日頃の27−29度から急激に下がったので、皆寒くなってるように感じたが、実は20度弱の快適な気候だった、、。これから、徐々に気温も下がっていくだろうが、街ゆく女性の恰好は華やかになっていくのだろう。

ファッショナブルな女性にとっては、冬場はオシャレのチャンス。香港の街も、より一層華やかになるのだろう。



11月23日(水)「2国間協定の推進」

カナダがEUとのFTA(自由貿易協定)に署名したのが10月の末。次期大統領が、トランプ氏に決まる前だった。このカナダのEUとのFTA署名、トランプ氏が大統領になった場合のNAFTA(北米自由貿易協定)からの米国の離脱、この可能性も考えての署名だったのだろう、、、。次期大統領のトランプ氏が、TPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱を明言した。これは、中国への対抗策としてTPPをを考えていた参加各国にとっては痛手。日本政府も、その事後処理は頭の痛い問題だろう。TPPも、米国参加と不参加では、その重みがだいぶ違ってくる。また、今回トランプ氏は言及しなかったが、選挙期間中盛んに煽ったNAFTAからの離脱。この話も、そのうち出てくるだろう。複数国が参加しての経済連携ではなく、カナダとEUのような2国間での貿易協定。今後はこうした形が主流になってくるのだろう、、。こうして見ると、「何でこの時期に」と思ったカナダとEUの2国間経済協定、タイムリーな協定締結だったようだ。

トランプ氏の影響力が益々増してくる世界経済。荒れそうだ。



11月22日(火)「為替に一喜一憂」

数年前のギリシャのユーロ離脱云々の時、日本への輸出業の知人は、「ギリシャは暴れ回って、ユーロを離脱しろ」と大真面目に言っていた。この知人の真意は、「ギリシャがユーロを離脱すれば、世界の経済が混乱する。すると、有事に強い円が買われて円高に推移する」、というものだった、、、。今回の米大統領選のトランプの勝利は、ギリシャ離脱に負けないぐらいのメガトン級の出来事。トランプの発言によって、市場が上がったり下がったり。世界中に混乱を巻き起こしている。ところで、先の、ギリシャのユーロ離脱を望んだ知人も、以前会った時にはトランプの勝利を望んでいた。理由は、ギリシャの時と同じで、「市場が混乱すれば円高になる」と言う、彼独自の考えのため。そのため、選挙期間中は、どんなにトランプが攻撃されても、トランプ大統領を望んでいた。が、トランプ勝利後、一時的に円高に向かった為替が、じりじりと円安に。昨日の段階では、111円までなった、、。この知人、今の状況をどのように思っているのだろうか。

今は、まさにドル一人勝ちの状況。いつまで続くのだろうか。



11月21日(月)「117年の歴史」

先日、息子と吉野家で昼を食べた。その際、「1899年創業、117年の歴史」という宣伝が目に付いた。因みに1899年と言うと、明治32年。東京ー大阪間で電話が開通した年で、海外ではコロンビアで千日戦争が勃発。また、スーダンが独立を果たした年だ、、、。香港に来港後10年程経った頃からだろうか。どんな営業トークより、「香港に10年住んでます」、この言葉が威力を持つようになった。人は、実績を語るよりも、「同じ場所に一定期間以上滞在する事に重きを置くのだなあー」、そんな事を思ったものだ。個人の場合はそんな感じだったが、これが法人だったらどうなんだろう。今は、物凄いスピードで動いて行く時代。そんな中で、社歴10年や20年など大した意味が無いと思っているが、これが、吉野家のように100年を超えるとどうだろう。もうそこには、時代がどうのビジネスモデルがどうのと言う事とは関係なしに、「時代を越えて人々に好まれてきたのだなー」と、その悠久の歴史に圧倒される、、。「117年の歴史」、素晴らしい。

これだけの歴史があれば、復刻版として、その当時のメニューを出すのもあり。面白いと思うのだが。



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