「典当」とは、<質入れ、担保、かた>の意だが、中国では、質屋ビジネスそのものの事。ところで、その典当ビジネスが、最近の中国では、ブームらしい、、、。長期にわたる、中国の金融引き締め政策。企業が、その資金調達で困っている、という話、よく聞こえてくる。特に、中小企業が大変だと。その中小企業の経営者が、資金調達に、典当を利用してるようだ。理由は、その簡単な手続きと、融通の効く質草。例えば、電線工場。商品の電線自体が、担保になる。値上がり続く最近の銅の相場では、いい質草になるようだ。海南島の動物園は、その園内改装費を、「ゾウ」、「かば」を質草に調達。ちなみに、担保価値は、ゾウ、かば、ともに日本円150万円相当だったようだ、、。土地や建物を担保に、審査が面倒で、時間のかかる銀行融資より、多少金利が高くても、即行性があり、融通の利く質屋からの資金調達、今後もっともっと増えるだろう。この質屋ビジネス、時代にマッチしている。
最近、鈍ったとはいえ、まだまだ9%台の経済成長率を誇る中国。多少、金利が高くても、資金調達の十分な需要、あるだろう。