知り合いのおばさんが入っている介護施設に、見舞いに行った。この介護施設、主に、「認知症」の老人が、入居している、、、。きれいな施設内、たくさんの人が、思い思いの行動を取っている。歌を歌っている人、散歩してる人、テレビを見てる人、横になっている人。施設の人に聞いたら、皆、程度の差こそあれ、認知症の患者らしい。だが、皆くつろいでいる。ところで、すごくお世話になったおばさん、会うのは、それこそ10年ぶりぐらいだ。でも、すっかり忘れている。共通の知人の話をして、何とか思い出してもらった。と思ったら、2分後には、「お兄さん、誰だっけ?」。何やかやで、最後まで、その繰り返しだった。看護婦さんの話によると、このおばさんの症状は、軽度。重い人になると、配偶者や、子供、自分の名前さえも忘れるようだ、、。記憶を失くす事、とても怖い事のように思われる。が、この施設の人達、それでも楽しそうに過ごしている。いろいろ考えさせられる、1日だった。
最近では、「痴呆症」ではなく、「認知症」と言うらしい。言葉の言い回し、本当に難しい。
ひっそり咲く、「キンモクセイ」。