現地の人間に聞いたら、「方便他人」とは、<もっと他人に気を配れ>と言う事のようだ、、、。深センの地下鉄蛇口線で、テレビの画面を見てたら、面白いものが目に付いた。「方便他人」と書かれた、マナー教育だ。「電車に乗る時に割り込むな」、「座席のスペースを占領するな」、「電車内で飲食するな」、等々基本的なマナー教育だが、その中に、面白いものがあった。「携帯で大声で話す大人を、子供が小声で話すように注意する」、というものだ。以前から、中国人は、公共の場所での携帯での会話に、鷹揚だった。多少、大声で話す人がいても、注意する人間、見た事がなかった。ところが、今回のようなテレビを見るにつけ、中国も変わりつつある事を感じる。周囲を気にせず、発展のみを目指した中国も、「方便他人」の段階に入ったようだ、、。文化面でも、そのステージ、変わりつつある。
ところで、地下鉄の中で、ノートを読ませながら、一人一人から署名を集める人がいた。逃げ場のない地下鉄は、署名集めには、うってつけだ。中国の地下鉄ではいろんな光景、見る事が出来る。
マナー教育をする、地下鉄のテレビ。