バブルの時期、たまたま乗ったタクシーで小銭の持ち合わせがなかった。1000円程度の請求で、1万円札を出したら、おつりがないと言う。コンビニでお金を崩すから、「しばらく待って」、と言ったら、この運転手、「時間がもったいないからいいよ」、と。実際、お金も受け取らずに、走り去った、、、。用があり、東莞に出かけた。知り合いの白タクを使っての移動。片道だけのつもりでいたら、この運転手、帰りまで待つという。6-7時間打ち合わせにかかるといっても構わない、と。こちらも助かるので、待ってもらう事にした。ところで、この深センからの移動、片道が350元。往復で550元との事。200元のために、6-7時間待つのも難儀だ。結局、この打ち合わせ、1時間半ほど余分に時間がかかったが、知人は、「待つのも運転手の仕事の一つ。遅れた分、多少のチップを渡すだけでいい」、と、、。運転手に100元余分に渡したら、喜んでもらい、こちらも助かった。が、運転手の仕事、何とも大変だ。
バブル期の日本の運転手と、この白タク運転手、そのやり方を比べてみるのも面白い。