紅ハムー羅湖間を、KCRで移動した。たまたま乗り合わせたのは、先頭車両。いつも、ここには、面白い人達が乗り込んでくる、、、。羅湖到着後、入管までの距離が一番近いのが、この先頭車両。駅到着後、ダッシュをかける人で、かなり込み合う。ところで、今日乗ったのは、昼過ぎ。「この時間帯だと、さほど込まない」、と思ったのも沙田あたりまで。途中で、大きい荷物を持った5-7人の一団が、乗り込んできた。この人達、車両内で、粉ミルクが入ったダンボール箱を開封。それを、各々の鞄やリュックに詰め替える。同じような作業をする人達、4組を見かけた。どこも、班長がいて、他のメンバーに指示。電車が上水に付くあたりでは、この詰め替え作業も完了。あとは、彼らが、何事もなく羅湖の税関を抜ければ、「めでたしめでたし」、と言う事だろう、、。これ、正式通関で入れれば、関税のかかる粉ミルクを、無税で入れる作業。言い換えれば、「密輸」だ。でも、この人達、白昼堂々と作業してる。たいしたものだ。
粉ミルクを、中国へ正式輸入販売してる知人がいる。が、このような現場を見るにつけ、「大丈夫だろうか」、と思う。中国では、たまに、びっくりする場面に遭遇する。