ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネッサンス様式など、様々な建築様式の残っているプラハは、建築博物館と呼ばれている、、、。ヴァーツラフ広場の南端に位置する国立博物館は、その堂々とした姿が、一際目立つ。ところで、この国立博物館に展示されてる作品はない。隣のナロドニ博物館も、陶器やケルト族の装身具が中心で、ぱっとしない。それ以外にも、プラハには、カフカ博物館やドボルザーク博物館などがあるが、作家や音楽家中心のもので、意外なほど絵画の所持数が少ない。プラハほどの芸術都市で、これほど絵画が少ないのは不思議だ。多分、パリやロンドン、ペテルスブルグなどに持ち去られたのだろう、、。ドイツ、ロシア、オーストリアなどの強国に囲まれたチェコ。その中にあって、持ち去られない建築物文化が発展したのは、必然だったのかもしれない。「建築博物館プラハ」、この言葉から、いろんな事が感じ取れる。
ところで、プラハで、ウイーンへの日帰りツアーが売られていた。ヨーロッパの各都市の距離、想いの他、近い。
「フランツ・カフカ博物館」。