ワルシャワの旧市街、大統領官邸の近くに、「聖アンナ」と言うカトリック系の教会がある。昼前、このあたりを歩いていたら、バッハのような恰好をした牧師が、一生懸命ビラを配っている。何でも、正午から、パイプ・オルガンによるバッハ音楽の演奏会があり、その宣伝活動だった。入場料、10ズウォテイ(日本円300円程度)。教会での演奏も聞いてみたかったので、この演奏会に立ち寄ってみた、、、。まず、バッハの恰好に扮した牧師が、ポーランド語と英語で挨拶。その後、バッハの曲を演奏したが、なかなか趣のあるいい演奏会だった。ところで、この演奏会に於ける収益は、教会の運営費に充てるとか。この牧師自らの演奏を聞きながら、「教会も、その運営費捻出が大変なんだろうな」、と思った。通常、教会運営費は、信者からの献金で賄われる。が、今は景気の悪い時代。献金の集まりも悪いのだろう、、。一人で、何人分の働きをする牧師を見ながら、つくづくそう思った。
ところで、ポーランドは、2000年代前半のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世の出身地。カトリックの強い土地柄のようだ。
バッハの恰好に扮した、牧師。