ヨーロッパ事情に詳しい英国人の知人から、現在のフランスが抱える問題について、教えてもらった、、、。今年になって施行されたオランド政権の、富裕層に対するスーパー課税。年収100万ユーロを超える富豪への税率は、何と75%。ところで、このスーパー課税に対して、ベルギー国籍を取得し、抵抗してるのが、アルノー、ルイビトン会長とか。フランスとベルギーは隣国同士。ベルギーに住居を持ち、昼間はフランスにある会社に勤務。銀行口座をベルギー内に開設。この口座に、給与その他を振り込んでもらって、あと、年間の183日以上ベルギーの家に寝泊まりすれば、このスーパー課税から逃れられる、とこの英国人の知人は言っていた。が、事はそう簡単ではないだろう。ただ、このスーパー課税施行後、ベルギーに住居を移す富裕層や、スイスに本社機能を移す企業が増えているとか、、。この富裕層や、優良企業の流失、オランド政権にとっても、フランスにとっても、頭の痛い問題だろう。
そう言えば、英国のキャメロン首相が、フランスの富裕層、優良企業の英国への移住を歓迎する、と話していた。ベルギーやスイスも、同じ考えだろう。