先日、知人が経営する工場を見せてもらった。この工場、効率よく回っていると思ったが、この知人からすれば、まだまだ。機械についてる工員の、20−30秒弱の待ち時間、ここに他の工程を入れる事で、更なる効率化を図ろうとしているとか。「そうでもしないと、セットメーカーからの厳しい値下げ要求に応えられない」と、この経営者言っていた、、、。最近、地下鉄の構内で、歩く速度が極端に遅い人を見かける。よく見ると、歩きながら、メイルを打っている。この人達、寸暇を惜しむ程の忙しい人達かと思ったら、(外目には)そのようには見えない。ところで、同時に複数の事を行う事を、「マルチタスキング(multi tasking)」と言うようだ。先の工場経営者も、歩きながらメイルを打つ人も、共にマルチタスキングを実践している。が、この二つ、結構違う。まず、工場経営者のマルチタスキングは、やらなければ生き残れない、切羽詰まったもの。一方、歩きながらのメイルは、不効率このうえないものと思うのだが、、。マルチタスキングにも、いろいろある。
以前、時間がもったいないと、歯磨きしながら新聞を読む、知人がいた。本人は、時間の有効活用のつもりでいたが、時間の無駄遣いにも見えた。どんなものだろう。