サンティアゴの旧市街で、よく目に付くものがある。「落書き」だ。この落書き、センスのいいものもあれば、年端の行かない子供が書きなぐったのでは、という類のもある、、、。新旧の建物が入り混じったサンティアゴの街。博物館の数が異常に多いのも、一つの特徴だが、この街中のスプレーで書かれた落書きも、何ともユニークだ。お店の壁や、年代物の建築物、教会までも、その餌食になっている。ただ、中には、芸術的センスを感じさせる落書きもあるので、一体これらは、「単なるいたずらなのか、芸術的作品なのか、どうなんだろう」、と思ってしまう。人口580万。大きく、活気もあるサンティアゴの街だが、その一番の特徴が、街中に溢れる落書きとは、地元の人はどう思っているのだろう。いっその事、この落書きを、サンティアゴの街のランドマークにしたらどうだろう。一流ホテルや高級ブランド店にも、落書きを義務付けてサンティアゴの名物にする、、。また、違った意味で味のある街になると思うのだが。
重要な建物や、厳粛であるべき教会の落書きが消されないのは、半ば、街が公認してるという事だろうか。いずれにしろ、面白い。
書きなぐられた、落書き。旧市街の街中で、見受けられる。