先日、上海で会った先輩。懐かしい話の後、名刺を見ると、社長と書かれていた。ちょっと、驚いた、、、。この先輩、今の会社に転職したのが14−5年程前。仕事師で、仕事上の実績は残したと思われるが、出世とは無縁と思われる人。その先輩が、大手企業の、しかも稼ぎ頭と思われる部隊での社長。「へー」と思った。この先輩に、「よかったですね~」と言ったら、「そうでもない」と。「自分は、売ったり買ったりするのが好き。管理職は窮屈でしょうがない」と嘆いていた。もう一人、有名大学出だが、極めて堅物の先輩。出世とは対極にいそうな人だが、この先輩もグングン出世。事務方のトップまで上り詰め、今では800人を束ねるポジションとか。先日、日本であった時に、「やりましたねー」と言ったら、「大変なだけ。出来れば、こんなポジション投げやりたい」と言っていた、、。この二人の先輩に共通するのは、本心から出世を望んでない事。大組織で出世しようと思ったら、出世欲を消すのが早道なんだろうか。何とも面白い。
この日中で活躍する二人の先輩、互いに運が良かったと言ってた。が、運だけではないのだろう。