国内線の移動の合間に、大型テレビを見ると、大相撲中継を行っている。その中に、まだざんばら髪だが、小山のような大男が映っていた、、、。この大男、まだ入幕5場所目とか。192センチで体重199キロ。四股名は、逸ノ城。若干21歳だが、異様に落ち着いている。左上手を取ったら、強引に振り回す。かと思えば、不利な体勢の時は、じっくりと辛抱する。この秋場所は、まだ1敗。優勝戦線に名を連ねている。ところで、この逸ノ城、モンゴル出身だが、他の力士のようにウランバートルの出身ではない。定住の家を持たず、山羊や羊を追い立てながら住居を転々とする生粋の遊牧民とか。その絵になる生い立ち、一目見ればなかなか忘れない堂々とした体格、その風貌とは似つかわしくない可愛らしいしゃべり方。この逸ノ城、スターになる素質満点だ。それどころか、今場所、優勝はないにしても、横綱、大関との対戦で、大番狂わせを引き起こす可能性は十分にある、、。ゲルのモンスター、とことん強くなっていくのだろう。
この逸ノ城、余りにも強く見えるので相手力士への声援が多い。憎たらしいほど強い力士に育って欲しいものだ。