「さみだれ(5月雨)を集めて早し最上川」、これは芭蕉の一句だが、梅雨の時期に降る雨は、しとしとだらだら。いつまでも降り続く、、、。メイルを見てたら、「五月雨式に流します」という文章があった。「五月雨式」という言葉を見たのは、ホントどれ位ぶりだろう。多分、中学生以来ではないだろうか。ところで、この文章を流してきた人、文章が上手だ。本人が意識してるかどうかは別にして、語彙力があり、内容を的確に伝えている。特に古典に造詣があり、それが知らず知らずに飛び出すのではないだろうか。注意してみると、このような表現が随所に出てくる。本人はごく普通に書いてるつもりでも、受け取る方は「えっ何だろう」と思ったりするケースも多々あるのだろう。しかし。文章とは面白い。何気なく書いたものでも、その人の癖や特徴が随所に現れてくる。このメイルの人とも、次回会うときの恰好の話題が出来た。これを元に、また違う話題が広がりそうだ、、。文章は面白い。
洗練された文章の中に、こうした気の利いた言葉が入る。たいしたものだ。