唐の「太宗李世民」と言うと、中国史上最高の名君の一人と言われている。その李世民について書かれた本を、先日から読み始めた、、、。午前中、嫁とバトミントンをするため、外に出た。その際、読みかけの李世民の本を持って。バトミントンで程よい汗をかき、家に戻った。その後、李世民の本を読もうとして、ハタと思い出した。李世民の本を、外の芝生の上に置きっ放しにしてる事を。慌てて、外に本を取りに出たが、どこにも見当たらない。読みかけのこの本、ついぞ出てこなかった。ところで、この件を、「なんて中国は治安が悪い。ほんの2−30分、本(しかも日本語の本)を置き忘れただけで失くなる」と、腹を立てる事も出来る。しかし、これだと芸がない。この李世民の上巻が失くなったのも、何か意味がある事と、200ページ程飛ばす事になるが、それを物ともせず、下巻を読み始めた。李世民が、兄、弟を殺害した部分が読めなかった訳だが、それはそれで楽しめた、、。本が失くなった事実に、腹も立てる事も出来れば、楽しむ事も出来る。面白い。
読めなかった部分を想像しながら読むのも、案外、面白いもの。いい経験だった。