先日、中国人女性ピアニストの演奏会を聞きに行った。華奢な体ながら、迫力のある情熱的な演奏。満員の観衆も熱烈な拍手で答えた。しかし、残念な事に、この若手ピアニスト、お辞儀の仕方が上手ではなかった、、、。今まで数限りなくいろんな人のお辞儀を見てきたが、倫理経営のコンサルを行なってるという人のお辞儀は大したものだった。この人に言わせると、お辞儀の仕方にも3通りあるとか。浅いお辞儀に、普通のお辞儀、最敬礼の3通りで、各々15度、45度、90度を心掛けているとか。「当然、TPOに合わせたお辞儀を行なうが、相手にいかに印象付けるか」、ここが大事なようだ。で、このコンサルの先生のお辞儀、見えてないと思われる相手への深々とした丁寧なお辞儀。そこには、駆け引きが入ってないプロのお辞儀だった(と思われる)、、。ところで、先の中国人の女性ピアニスト、音楽を追求するのは当然だが、上手なお辞儀の仕方も練習すると、演奏家としてのバリューも格段に上がるのでは、と思われた。お辞儀に注目してみるのも面白い。
世の中には、いろんな部分で一芸に秀でた人がいるものだ。