CDを2−3000枚以上持ってる大の音楽ファンの知人。CDは四六時中聞いてるが、コンサートには決して出かけようとしない、、、。台風の中だったので迷ったが、香港カルチャーセンターで行われた香港フィルのコンサートに出かけた。台風の影響で会場はがらがらかと思ったら、意外に客が入っている。ほぼ満席の状態だ。台風で時間を持て余してる人が多かったのか、それとも、こういった状況だから来たという半ば応援感覚の人が多かったのか。いずれにしろ、観客がとても暖かく、それに応えるが如く香港フィルの演奏も力の入ったものだった。先の知人とは違って、自分はコンサート派なのだが、コンサートでは思わぬ感動に遭遇したりする。今回のように、外の環境が大変な時の演奏会は、それだけで客と演奏側の関係が狭まる。より親密な関係が築けると言った方がいいだろうか。生のコンサートでは、個々の観客の果たす役割も大きいような気がする、、。今回の台風の中でのコンサート、出かけて行く価値は十二分にあった。
CD派の知人の言い分は、「より優れた演奏をCDで聞けるのに、何故不安定なコンサートに出かける?」と言うもの。いろんな意見がある。