1985年頃だと思うが、米国映画「キリングフィールド」は、何とも強烈だった。ポルポト政権下での、カンボジア人主人公と、米国人ジャーナリストとの友情を描いた作品だが、ポルポトの大虐殺に声も出なかった、、、。プノンペンの主要観光コースに、「キリングフィールド」と「トゥールスレン博物館」がある。キリングフィールドは、まさに映画「キリングフィールド」の舞台のチュンエク村の通称で、プノンペンから10キロほどの距離。また、トゥールスレン博物館は、社会主義革命を遂行しようとしたポルポト政権の、反革命分子が、捕らえられ、拷問を受けた場所。ここに収容された人々が、キリングフィールドに送られ、処刑されたようだ。おびただしい数の遺骨の展示もあるが、そのあまりの数の多さに、驚いてしまう、、。ところで、この2つの場所に、小中学生の子供達の一群も来ている。残酷な拷問の様子を描いた絵や、拷問に使った器具も展示してる。子供達はこれを見て、何を思うのだろう。
博物館には、収容された人達の顔写真もある。悲しげな子供達の顔が、頭から離れない。
博物館に来ている子供達。