3年ほど前だが、ベトナムに売り込みをかけた事がある。ベトナム法人への出資元としての、BVI法人をだ。結論から言うと、業務としては成り立たなかった。理由は、ベトナムとシンガポールの強い関係。シンガポールからの投資には、二国間協定か何かで、かなりの特典があり、それを崩すのは難しいと感じたから、、、。例えば、ミャンマーに対する、香港とシンガポールの関係比較、面白い。香港の主要銀行は、ミャンマー人が役員、株主に入る法人の口座開設を、なかなか認めない。また、ミャンマー人の個人銀行口座、基本的には開設できない。香港で働くミャンマー人の話も、ほとんど聞かない。一方、シンガポール。ミャンマー人が絡む法人でも、個人口座でも、特に問題なく開設出来る。また、シンガポールで働くミャンマー人、かなりの数らしい、、。ひょっとして、香港とシンガポールで、中国は香港、アセアン諸国はシンガポール、という「棲み分け」、できてるんじゃないだろうか。
ミャンマー人、タイ人、カンボジア人などに対する、香港金融機関の厳しさは、一体何なんだろう。一度、その理由を聞いてみたいものだ。