日本語講師である阿久津氏の日本語上級者の昼メシ会、参加者はみな年齢も国籍も様々でしたが、“日本語上級者”という共通点の元、とても興味深いお話が聞けました。
まず、日本語上級者の皆様がどのように日本語を習得されたかという質問では、
皆さん日本語学校で勉強されたそうです。
日本語学校は、日本語を勉強する学校で香港にも日本にもあります。
日本人にはあまり馴染みのない日本語検定ですが、検定を取得している参加者も取得していない参加者もいらっしゃいました。阿久津氏によると、N1(日本語検定で一番レベルの高い)を取るのは非常に難しい。しかし、N1を持っているからと言って必ずしも日本語が上手なわけではない。検定を持っていなくても、日本の文化・歴史・時事問題等日本人と変わらないもしくは日本人以上に精通している外国人は多数いらっしゃいます。
今回驚きだったのは、日本語上級者のみな様の留学の期間でした。
長くて1年。日本に留学経験が全くない方もいらっしゃいました。
語学を習得するのに環境は関係ない、本人のやる気次第でいくらでも上級者になれるのだと大変勉強になりました。
子供の語学について、このようなお話がありました。
2,3歳の子供には話しかけ
5,6歳の子供には本などの読み聞かせ
10、11歳の子供には読み書き
海外で子育てをしている日本人誰もが直面する子供の教育問題。
海外にいるからこそ。とポジティブに捉えることも大切です。
このようなお話も聞けて大変有意義な会になりました。
日本語を習得するのも、しないのも本人のやる気次第。
語学習得は決して遅いということはない。
コツコツ続けていくことが何よりも大事です。
阿久津氏の日本語上級者の昼メシ会第2弾もぜひ!というお声が上がっていました。
近いうちまた開催していただけたらいいですね。
2018年12月4日(火)12時30分~14時
場所:香港/尖沙咀
テーマ:「日本語上級者に対する日本語講座」
主催:阿久津氏