最低年6回は、上海、香港、東京、米国、南米を往復しているT氏は、中南米通だ。そのT氏に、ハイチについて聞いてみた。「ハイチには、行ったことはないけど、仕事の関係で調べたことはある。ここは、中南米では珍しい、フランス語圏で、隣接のスペイン語圏ドミニカとは、関係がよくないらしい。これといった資源もない、極貧国で、大統領の独裁国家。今度の地震で、世界の目が集まり、それがいい方に向かうのでは、、、」さすがに、T氏、よく知っている。確かにドミニカといえば、A・ロッド、オルティスといったMLBのスタープレイヤーがいる。が、ハイチ出身でこれといった有名人浮かんでこない。「災い転じて福と為す」ではないが、今回の大惨事が、今後のハイチ飛躍のきっかけになれば、と思う。ちなみに、T氏によれば、中米でのおすすめはコスタリカ。治安もいいし、英語も通じるらしい。中国人後用達の英領バージン諸島(BVI)、ケイマン島は、さほど面白いところではないとのこと。自分の目で見た話は、説得力がある。「百聞は一見にしかず」だ。
このハイチ、アメリカを目指す中国人密航者の経由地らしい。中国人居住者も多いと聞く。そのせいか、香港、中国のテレビもこの「ハイチ大地震」を大きく報道している。ただ、その報道の焦点は、中国政府の援助内容、中国人平和維持活動家の援助内容、に向けられているが。でも、中国人の活動範囲、本当に広い。いつも驚かされる。