中国で長距離タクシーに乗る場合、大半が交渉だ。皆、この交渉で合意した金額、どのタイミングで払っているんだろう?①先に払う。②着いてから払う。③先に半分、着いてから残りの半分。これぐらいが考えられるが、③のケースは、ほとんどないだろう。大半が②ではないかと、思われる。これだと、リスクヘッジになる。だが、①も捨てがたい。当然、人を見なければならないが、先に払うと、途端に運転手の機嫌、対応がよくなる。長距離だと1時間以上の付き合いだ。その時間を、気持ちよく過ごそうと思ったら、先払いも有効だと思う。でも、お金とは不思議なものだ。当然受け取れるものでも、手にすると嬉しい。やはり、「魔物」なんだろう。
先日読んだ本に、「もの」を使用価値でとらえるか、交換価値でとらえるか、、、このような内容のことが書かれていた。例えば、高級ブランド品が、特に必要ではなくても、割安であれば買う、これは「もの」を交換価値でとらえているということらしい。お金の使い方にもいろいろある。