5月21日(土)「言葉の力」

「言葉は、大事だ」、最近、特にそう思う、、、。小学生の息子は、腕白盛り。たまに、じゃれあいで、ボクシングの真似事をする。ちょっと前までは、きつい一発が入ったりすると、すぐにべそをかいたものだ。それが、先日はとことん向かってくる。闘いながら、「強くなったな、どうしたんだ?」と聞いた。お世辞ではなく、本心からそう思ったから。ところで、息子、敏感にその言葉に反応した。その後、目に見えて、強くなった。ひるまずに、どんどん向かってくる。「強くなったな」と言ったら、その言葉を栄養に、それ以上に強くなる、、。子供は、言葉に反応する。強くなって欲しければ、「強くなったな」と言えばいいし、ギターがうまくなってほしければ、「ギター、上手になったな」といい続ければ、上手になっていくのだろう。言葉には、魔法の力があるようだ。

ところで、息子が強くなっていくのは嬉しいが、繰り出すパンチも強くなるのは、困る。子供でも、みぞおちに入ると、かなり痛い。



5月20日(金)「モール活性化事業」

ネーザン道の重慶大夏と言えば、TSTでも屈指の人出の多いところ。その地下に位置するのが、「wood house(活力商場)」という名のショッピング・モール。「岡田珈琲」のあるところと言えば、わかる人も多いと思う。ところで、このモールの中、わりと閑散としている、、、。知人のK氏が、このモール活性化のための「総合プロデユーサー」として、動き始めた。各店舗の見直しから始まって、人気ブランドの誘致。中央スペースに、祭事場を設けてのセール。それやこれやで、集客拡大を狙う、、。このモール、ちょっと地下に潜るが、立地はいい。また、日本食店、日本式喫茶店、日本食品店、それ以外にも、小奇麗な洋服店、宝石店、雑貨店が並んでいる。素材は、いい。後は、どのように特徴付けるかだろう。感性を試されるが、楽しめる仕事だ。

K氏のイメージでは、<対象は、2-30歳台。おしゃれなジャパニーズカルチャーに興味ある香港人、大陸人。>ブームをつくれるだろうか。

総合プロデューサー、K氏。



5月19日(木)「ロボット事業」

ロボットと言うと、人間に似た動作をする人形をイメージするが、他にもいろんなロボットが存在する。深センで、ロボット事業を行う、K氏の会社を訪ねてみた、、、。K氏の会社が扱ってるのは、工業用ロボット。こちらは、コンピューターの制御で、目的の作業、操作を自動的に行う機械で、工場の効率化を図るもの。自動化機械が、固定作業なのに比べて、工業用ロボットは、部品が変わっても対応でき、融通が利くようだ。通常、セル生産方式は、技術を持つ熟練工が担当をするようだが、K氏の提供するロボットは、その熟練工の代替が十分務まるようだ、、。近年、慢性的な人手不足に悩む中国の工場。そこには、間違いなくニーズがあると踏む、K氏。その「ロボット・セル生産方式」を武器に、中国市場に切り込みをかける。ターゲットは、2年後の上場。結果が、楽しみだ。

目に見えにくいものをアピールするのは難しい。K氏の事業がうまくいくかどうかは、技術力の差を、いかに明確に伝えられるか、だろう。

高品質の工業用ロボット。



5月18日(水)「海外でのカード決済」

通常、香港発行の信用カードを、米国で使うと、表示される請求金額は米ドル。日本で使うと、日本円。後日、カード会社から請求書が送られてきて、はじめて香港ドルへの換算額がわかる、、、。BDOは、フィリピンの大財閥シューマート・グループ(SM)傘下の優良銀行。ここは、各種カードの決済によく使われる。先日、マニラでカード払いする時、たまたまHSBC発行のカードを使った。決済銀行は、BDO。ところで、請求額が安めだ。おかしいなと思いながら、よく見ると、決済額が自動的に香港ドルに切り替わっている。換算レートがいいかどうか、よくわからないが、これは、とてもいいサービスだ。通常、マニラでカードを切ると、請求額はフィリピン・ペソ。これが、香港ドルになると、数字を把握しやすい、、。香港発行のカード決済の場合、世界中どこでカードを切っても、香港ドル表示、早くこのような形にならないだろうか。

マニラで最大のデパート、シューマート(SM)。経営するのは、華僑のヘンリー・シイ。その傘下には、金融、不動産、映画など多種多様の企業がある。BDOも、SM傘下の優良銀行らしい。

パサイにある、アジア最大規模のモール。運営は、(SM)。



5月17日(火)「担当者変更手続き」

最近、加入している保険の担当者(エージェント)が、替わった。ただ、単に担当者の変更、と言うわけにもいかないようで、ちょっとした手順を踏まないといけないようだ、、、。個人情報の取り扱い、うるさいのは香港も同じだ。同じ会社でも、担当者が、AからBへ、変わる場合、必要な手続きがあるとの事。手順は、①新しい担当者から連絡②(可能なら)面会③パスポートコピーまたはIDコピーを提示④保障額、連絡先の確認⑤書類(コンサルタント・サービス・レポート)にサイン(契約時と同じ)。これで、晴れて、引継ぎ完了。新担当者からの、アドバイスも受けられる。ただ、面会が不可の場合は、このへんのやり取りを、メイルまたは電話で行うとの事。オリジナル文書の郵送も必要なようで、ちょっと面倒だ、、。今後は、契約時に、担当者変更の際の手続きも、確認しておいた方がいいかもしれない。

個人情報を大事に取り扱ってもらうのは、有難い。が、それにより煩雑な手続きが増えるのも困る。バランスが大事だ。



5月16日(月)「物乞いという仕事」

香港島の、日本領事館近くの歩道橋では、いつも物乞いを見かける。何気に、その物乞いの前に置かれた缶の中身を見てみると、結構な小銭が入っていた、、、。どうでもいい事だが、この光景をみながら、どのような缶の見せ方が、この物乞いの収入を増やせるか、考えてみた。見せ方としては、①たくさんの小銭②たくさんの紙幣③小額の小銭④小額の紙幣⑤からっほの缶、これぐらいだろうか。たくさん入った缶をみて、自分もやらなくてはと、思う人もいるだろう。また、さびしい缶をみて、かわいそうだから寄付しょうと思う人もいるはずだ。物乞いも、その商売道具の缶の見せ方によって、取り分も大分変わってくるのだろう、、。どんな仕事でも、突き詰めていけば、楽しめる。

カジノのブラックジャックでは、たくさんのチップ(chip)を見せるのは、タブーだ。たいして勝ってなくても、余分にチップ(tip)を持っていかれる。ものの見せ方は、本当に大事だ。



5月15日(日)マニラ2/⑦「エクゼクティブの講義」

昨日のブログで書いた会計士の講義は、まさに学問。学校の授業のような感じだった。一方、大手企業の経営20年以上のE氏の講義は、まさにエクゼクティブのそれだった、、、。例えば、英文eーメイルの書き方。今までは、特に、何も意識せずメイルを書いていたが、そこにはいろんな規則がある。一通り基礎の勉強をした後、実践。E氏の指導のポイントは、「わかりやすさ」と、「簡潔さ」。そうじゃないと読んでもらえない、と言う。「本文の最初に、伝えたい事を持ってくる」。「伝えたい事が複数の場合は、メイルを2つに分ける」。どれもこれも、至極もっともな事だが、6000人規模の会社の社長を長く続けた人の言葉、すんなりと届いた、、。ところで、このE氏、スウェーデン系の大手企業のCFOに就任したのが、若干25歳の時。絵に描いたような、ビジネス・エリートだ。E氏の経験から学べる事、山ほどある。

今回のフィリピン滞在、今までにないほど、勉強した。たまには、こんな時間があってもいい。

ビジネス・エリート、E氏。



5月14日(土)マニラ2/⑥「会計士の講義」

今回のマニラでの集中講義、結果的に2人の講師から、教えてもらった。一人は、現役会計士。もう一人は、大手企業の社長を30年以上続けたエクゼクティブ。互いに、特徴があり、楽しめた、、、。現役会計士の講義タイトルは、「accounting for non-accountants」。項目は、①会計概念②決算書とは③決算書の読み方。つまらなそうな①が、一番楽しめた。会計の定義から、話は始まったが、途中いろんな疑問がわく。例えば、<「assumption of going-concern」と言う表現。「企業が将来にわたって存続する前提」と訳せるが、これなんか、今の企業形態にあってるのだろうか。今は、企業寿命が、以前ほど評価されない時代。のれん代などを含む、現在の継続企業価値を変えないといけないし、そもそも、この前提自体も変える必要があるのでは、、>とか。思い付いた事は何でも聞ける講義だった。でも、素人からの質問攻め、先生も大変だっただろう。

ところで、基本概念を学ぶのは、とても面白い。わかりきったつもりの言葉を、辞書で引くと、新しい発見がある。いい勉強になった。

現役会計士の講義。



5月13日(金)マニラ2/⑤「英語環境」

テレビは、CNN。新聞は、ディリーマニラ。持ち込む本は、ロバートキヨサキの英語本。とにかく、今回のマニラ滞在、英語の環境作りを心がけた、、、。2人の講師から、ビジネス英語と会計税務の講義を受けた。言葉は英語。日本人相手といっても、全然容赦がない。びしびし進めていく。後でノートを読み返すと、メモはすべて英語で取っている。脳も、英語脳に切り替わっているのだろう。ところで、わかりにくい会計用語も、何度か見るうちに、何となく、意味がイメージ出来るようになる。「税引前当期純利益」よりも、「profit before income tax」、の方がイメージしやすいし、「その他の包括利益」より、「other comprehensive income」、の方がわかりやすい。国際税務、会計は、英語で学ぶ方が、より早く理解できそうだ。

以前、何かの本で読んだ事がある。「言葉が出来なくても、論理的な考えが出来れば、ビジネスは出来る。逆に、言葉が堪能でも、論理思考が欠如してれば、ビジネスは出来ない。」何となく、理解出来る。

マカティのHSBC。当然、やり取りは英語だ。



5月12日(木)マニラ2/④「プールの役割」

日本人だと、プールは泳ぐためにあると考えるが、欧米人は、そのように考えない人が多いようだ、、、。台風も去り、マニラにも暑い日が戻った。研修の合間を縫って、ホテルのプールに駆け込んだ。暑かったので、すぐプールに飛び込む。平日の昼間でも、そこそこ人がいる。欧米人が、多い。ところで、彼らは、プールに泳ぎに来た、という訳でもなさそうだ。雑誌、新聞を読んだり、うとうとと横になっている。見てて思ったが、彼らにとって、プールは、人目を気にせず肌を露出できる場所。また、体を焼くのも、目的になってるようだ。長時間プールサイドにたむろして、何をする訳でもなく、ゆったりした時間を過ごす。贅沢と言えば、贅沢だ。彼らからしてみれば、突然現れて、泳ぎ回り、短時間で戻っていく東洋人、奇異に見えるのだろう、、。広いプールを貸切同様で使いながら、そんな事を思った。

プールは、泳ぐためだけにあると思っていたが、人にくつろぎの環境を用意する、という役目もあるようだ。いろんな用途がある。

広々とした、ホテルのプール。



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    2009年11月4日開始。基本的に毎日更新。(時々数回分をまとめてUPすることもあり)
    最終目標は10,000回。因みに、3,000回達成は2018年1月19日、5,000回達成は2023年7月13日、10,000回達成は2037年3月21日の予定。

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