9月20日(木)ジャカルタ③「一夫多妻制」

「豚肉を食べては駄目」、「お酒を飲んでも駄目」、「女性が顔を見せても駄目」、イスラム教と言うと、その戒律の厳しさが頭に浮かぶ、、、。ところが、現地駐在の知人から、イスラム教の大らかな面も聞いた。「一夫多妻制」だ。何でも、4人の妻までは、娶る事が出来るようだ。これは、経典のコーランにも書かれているとか。と言う事で、この数日、地元の人に、①ムスリム(イスラム教徒)ですか?②奥さんは、何人ですか?、これを聞いて回った。人口の90%以上がムスリムと言われるインドネシア。①に関しては、圧倒的にYESの回答が多い。が、②に関しては、今の今まで、2人以上の妻を娶っている人に、出会えてない。知人にそれを言うと、「そりゃそうだろう」と。「複数の家族を養うには、金がかかる。かなりの経済力がないと駄目」。それと、「バランス感覚も要求される。どの妻(家庭)にも、平等に接するのは至難の技」とか、、。一見バラ色に見える一夫多妻制も、その裏には、涙ぐましい努力が隠されてるようだ。

ところで、ケニアで、120人の女性と結婚したムスリムがいるようだ。世の中には、ものすごい人がいる。

「イスティクラル・モスク」。東南アジア最大規模の、大きさだ。



9月19日(水)ジャカルタ②「ゴム時間」

ジャカルタの道の混雑は、半端じゃない。午前、午後、2件のアポ、ともに約束時間に遅れてしまった、、、。いろんな街を回っているが、このジャカルタほど混む街は少ない。バングラデシュのダッカがすごいと思っていたが、ここはそれ以上だ。道が異常に混むせいか、現地の人達は、約束時間に鷹揚だ。1時間近く遅れても、「ここではよくある事。気にするな」と言ってくれる。ところで、現地には、「ジャン・カレッ」という言葉がある。「ゴムのような時間」と言う事らしい。要は、ゴムのように伸びたり、縮んだり、一定しないと言う事だろう。ただ、この凄まじく混む交通を見るにつけ、伸びてる街の勢いを感じる。インドネシア全体の人口が、2.3億。ジャカルタには、2500万が住んでいるとか。しばらくは、このジャカルタの成長、止まりそうにない、、。何でも、今日の混雑、明日午前のジャカルタ市長選挙のためらしい。かなりの会社が、休業になるとか。でも、選挙の投票、何で平日なんだろう?

ところで、ジャカルタのタクシーは安い。初乗り6000ルピア(50円強)。多少混んでも、料金的には大した事にならないのは、メリットだ。

バス用の特別道路もある、ジャカルタ。その混雑ぶり、相当なものだ。



9月18日(火)ジャカルタ①「大きな収入源」

タイのメーサーイから、ミャンマーのタチレイに入るには、エントリー・パーミットが必要になる。その取得料金は、US10、または500バーツ。ミャンマー政府にとっては、いい収入だ、、、。用があり、インドネシアのジャカルタに入った。バリ島には行った事があるが、ジャカルタは初めて。ところで、このインドネシア、ビザが必要と言う事、ころっと忘れていた。ここでは、マレーシア、タイ、シンガポール以外の国は、ビザ取得が必要だ。しかし、このビザ、空港で簡単に取れる。窓口でパスポートを提示すれば、2−3分後には、ビザが発給される。このビザ、要は、入国税みたいなもの。料金は、25USD。結構な額だ。タイからミャンマーに入る許可証の、2.5倍。年間のインドネシア入国者の数を考えれば、半端じゃない収入になる、、。細かい米ドルの持ち合わせがなかったので、100USで払ったら、ルピアでおつりが戻ってきた。言われるままに受け取ったが、インドネシア訪問の際は、細かい米ドルの携帯、忘れずに。

ところで、地図で見てたら、インドネシアには3つの時間帯がある。西パプアは日本と、バリ島、ロンボク島は香港、シンガポールと同じ。スマトラ、ジャワ島は、タイ、ベトナムと同じ。大きな国だ。

スカルノ空港で見つけた、弁当屋。利用するのは、現地の人だろうか?



9月17日(月)「金の匂い」

先日、投資アドバイス業の知人と話していたら、「金の匂いがしない」、度々このような台詞が飛び出した。この知人にとって、「金の匂いがしない」は、「仕事にならない」、「会うまでの価値がない」、と同意語だ、、、。投資アドバイスをする人間にとって、その相手に金があるかどうかは、とても重要な事。アドバイスはしたが、肝心な金がもらえないでは、話にならない。と言う事で、先の知人のような発言になったと思う。一方、日本人相手の飲食業を営む中国人の知人は、「金の匂い云々より、その人間からどれぐらいの金が出そうか、それを見る」と言う。彼の話は、より具体的だ。「お金の出やすさは、持ってる金の大小によらない、往々にして、持ってる人間より、持たない人間の金の方が、外に出やすい。いつも見るのは、その金の出やすさだ」と。いつも、それを念頭に置いて、商売をしてるとか、、。職種が変われば、金に対する考え方も、大きく変わる。面白いものだ。

ところで、「金の匂いのする人」と言うのは、持ってる人に群がる人達じゃないだろうか。持ってる人達が、金の匂いを振りまいてるとは、とても思えないのだが。



9月16日(日)「背番号8」

来春行われるワールドベースボール・クラシック。その代表監督として、候補に上がっているのは、山本浩二。前回の代表監督は、現ジャイアンツ監督の原辰徳。共に、現役時代の背番号は、「8」だ、、、。長い夏休みが終わった息子が、サッカーのユニフォームを持ち帰ってきた。学校のサッカーチームでの話だが、背番号は「8」。ポジションは、ミッドフイルター。今まで、背番号へのこだわりなかったが、もらった背番号8、少しづづ愛着が出てきたようだ。ところで、背番号8というと、名選手が多い。バルセロナのイニエスタ。リアル・マドリッドのカカ。リバプールのジェラード。チェルシーのランバード。代表選手でも、スペインの8番は、シャビ。ドイツは、エジル。テクニシャンが多い。また、日本で背番号8といえば、あの中田英寿がそうだ。こうして見れば、背番号8は、攻守の要で司令塔。攻めも出来れば、守りもこなす、オールラウンドプレイヤーが多い、、。息子も、シャビやエジル並の、守って攻められる、攻守の要になれればいいのだが。

ところで、息子のチーム、早速練習試合を行ったが、結果は完敗だったようだ。背番号8も、あまり機能しなかったとの事、まだまだ練習が必要なようだ。

背番号「8」。日本代表チームと、同じカラーだ。



9月15日(土)「スポット・チェック」

用があり、広東省広州市に出かけた。利用したのは、新幹線の和諧号。深セン駅から広州東駅まで、わずか1時間強で着く、、、。ところで、この新幹線、出発後間もなく、係員が切符を検査して回ったが、これが面白い。日本や香港のように、すべての人の切符を検査するのではない。不審そうな人を見付けては、切符の提示を求める。スポット・チェックだ。どのような感じの人がチェックされるか見ていたが、どことなく身なりが貧相で、田舎くさい感じのする人がターゲットになっていた。だが、この抜き打ち検査、結構、物議を醸しだしそうだ。チェックされる事自体、「お前は怪しい」と言われているようで、なかには怒り出す人もいるだろう、、。でも、このスポットでのチェック、何でこうなんだろう。「乗客の数に比べて、係員の数が少ないため」か、「1等席と2等席の料金がさほど変わらないので、不正乗客を見つけ出してもあまりメリットがない」と思っているからなのか。今度、「乗りオタ」の知人に聞いてみよう

ところで、この検査の時、狸寝入りを決め込んだ人もいた。係員は、寝てる人間を起こしてまでの、切符検査をしない。「狸寝入り」、有効な作戦だ。

高速で走る、「和諧号」。



9月14日(金)「サラリーマン感覚と経営者意識」

1985年9月のプラザ合意を受けて、円ドルレートが、1日で20円程下落した。ところで、この日、海外出張中の課長から、「何か変わった事があるか?」と国際電話が入った。「特に何もないです」と答えたら、耳が痛くなるほどの大声で怒鳴られた、、、。先日読んだ本に、繰り返し「サラリーマン感覚」と「経営者意識」、という言葉が出てきた。「サラリーマン感覚を捨て、経営者意識を持て」、このような趣旨の本だ。ところで、1985年当時の自分が持っていたのは、間違いなくサラリーマン感覚。大幅な為替変動という歴史的な事象に遭遇しながら、これを遠いテレビや新聞上の出来事として、仕事とは切り離して考えた。仕事とは、仕入先や客先とのやり取り、それがすべてと思っていた。決して手を抜いていた訳ではないが、入社後間もない人間としては、物事を広く眺める事が出来なかった、、。サラリーマン感覚を経営者意識に替えるには、「視野を広げ、世界を広く眺める」、と言う事が必要になってくるのだろうが、これ、結構難しい。

ところで、先の課長からは、事ある毎に、この話を持ち出された。よっほど腹に据えかねたのだろう。



9月13日(木)「星期二」の意味」

世の中には、学者的な勉強の出来る人間ではないけど、物事のよく見える、「鋭く賢い」と言われる人達がいる。広東省在住の知人は、まさにそう言ったタイプの人間だ、、、。この知人と食後に訪ねたマッサージ店、座椅子の上に、「星期二」(火曜日)と書かれた枕が置かれている。「これ、どういった意味。店の人に聞いてみて」と言ったら、この知人、「その事なら、聞かなくてもわかる。今日は火曜日だから、「星期二」の枕を出す。土曜には、「星期六」の枕。つまり、「毎日枕カバーを取り替えてる」、この事の強調だ」、と。なるほど、言われてみればそうだ。月曜から日曜まで、7日分の枕カバーがあり、その曜日毎で取り替える。なかなか気が付かないが、「毎日綺麗に掃除して(取り替えて)ますよ」、そのアピールだった、、。ところで、この知人、何気ない言葉の端々に、鋭さを感じさせる。が、馬鹿なふりをして、決してそれを見せようとしない。怖さを感じさせる人間だ。

ちなみに、中国では、「星期一」は、月曜。「星期五」は、金曜。日曜日は、「星期日」だ。

「星期二」と書かれた枕カバー。



9月12日(水)「アメリカ系ホテル」

海外に出れば、頻繁にタクシーを使う。そこで運転手から得られる生の情報、これは本当に貴重だ、、、。先日、初めてKL を訪ねてみた。イスラム教国なので、セキュリティー・チェック等厳しいかと思っていたが、これが思ったほどではない。空港など、「拍子抜け」と言う感じだった。ところが、たまに厳しいところがある。この前泊まったホテルが、そうだっだ。車を停め、係員二人ががりで、トランクの中をチェックする。爆発物チェックだ。運転手に、「どこのホテルもそう?」と聞いたら、「そうじゃない」と言う。「ここが、米系の、しかもユダヤのホテルだからじゃないか」と。「それ、イスラムとアメリカの宗教上の対立?」と聞いたら、それも違うだろうと。「海外で爆弾テロが起これば、為替、油の価格等が変動する。それを見越して、テロを起こす人達がいる」と、、。この運転手の奥深い話、「イスラム圏では、国際影響力の強い国のホテルは、狙われやすい」と言う事なんだろうか。

ところで、この運転手、「日系や韓国系のホテルは、さほど心配しなくてもいい」とも言っていた。これ、「日本が国際影響力のない国」、と言う事?



9月11日(火)「商人国家」

先日、バンコクの入管を抜ける時に、ちょっと驚いた。係員の机の上に、ペンダントが置かれている。描かれてるのは、タイ国王か、皇室だと思うが、399バーツと書かれていたので、売り物だろう。入管手続場所で商売とは、さすが観光大国タイだ、、、。観光客にとっては、タイは素晴らしい国だ。まず、物価が安い。いいホテルが多く、安く泊まれる。タイ料理もおいしい。娯楽施設も整ってる。治安もいい。と何やかやで、タイに入った人間は、この微笑みの国で、たくさんのお金を落とす事になる。そんな商売上手のタイだが、入管でのペンダント販売、少し心配になる。例えば、入管を抜ける人間が、「記念に100個欲しい。決済はカードで、領収書も必要」と言ったら、どうなるのだろう。入管員は、作業をストップして、売買手続きを始めるのだろうか。そうすると、ただでさえ混むバンコクの空港、長蛇の列で、乗り遅れる人が続出するのでは、とも思ってしまう、、。次回は、ぜひ、このペンダント、購入してみよう。(まだ売ってれば、の話だが。)

ところで、このバンコクの空港、ハブ機能としても優れている。今年は、何回ここを経由した事だろう。



« 前のページ次のページ »

  • ようこそ!
    China World 社長の「まだ続いてる?!」ブログへようこそ!
    2009年11月4日開始。基本的に毎日更新。(時々数回分をまとめてUPすることもあり)
    最終目標は10,000回。因みに、3,000回達成は2018年1月19日、5,000回達成は2023年7月13日、10,000回達成は2037年3月21日の予定。

    弊社ウェブサイトも是非ご覧ください。

    http://www.chinaworld.com.hk/

    ※China World 社長は時代にマッチしたサービス(ビジネス)を一速く見つけ出し、提供する事を常に考え、また趣味においては、2030年10月31日迄に世界193カ国(国連加盟国)すべてをまわる事を目指している。


  • アーカイブ

  • 最近の投稿

  • カレンダー

    2012年9月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
  • 最近のコメント

  • カテゴリー

  • お問い合わせ

    お問い合わせ