3月21日(金)「赤鉛筆」

先日、日本の国内線で移動中に、赤鉛筆を片手に、本を読み耽る人がいた。「そこまで一心に読ませるとは、どんな本だろう」と覗きこんでみると、「アンナ・カレーニナ」の中編だった、、、。ドストエフスキーは一通り読んだが、トルストイの作品で読んだのは、「イワンの馬鹿」、「イワンイリッチの死」ぐらいだろうか。迫力あるドストエフスキーに比べて、トルストイは難解のイメージが強く、ほとんど読んでない。が、席の近くで、一心に読み耽る人を見ると、「一度読んでみようかな」という気になった。ところで、この人、大学の研究者か何かだろうか。読みながら、赤鉛筆で書き込みをする。おそらく、自分の感じた事、思った事を書き込んでると思うが、すごい迫力。見ず知らずの人が、「アンナ・カレーニナを読んでみよう」という気にさせてくれた。また、赤鉛筆での書き込みも、なかなかいい。赤鉛筆というと、学校の先生の添削を思い浮かべるが、一心不乱に赤鉛筆で書き込む姿、訴えるものがあった、、。人は、どこで触発されるかわからない。

こうした事も何かの縁。近いうちに、「アンナ・カレーニナ」、読んでみよう。