11月20日(木)「変化と泰然」

終盤戦に差し掛かった大相撲九州場所、本日行われた横綱2人の一番、対照的なものだった、、、。10日目まで全勝の鶴竜。昨日、大関の稀勢の里に豪快に突き出された。今日は負けられない一番。不調の豪栄道相手に、立ち合いの変化。勝つには勝ったが、鶴竜自身も後味の悪そうな顔をしていた。一方、第一人者の横綱白鵬。昨日鶴竜を突き出した難敵の稀勢の里を立会いで圧倒。豪快に投げ捨てた。大横綱大鵬に並ぶ32回めの優勝を狙う白鵬。終盤戦に差し掛かると同時に、調子をあげてきた。ところで、先の鶴竜は、インタビューで、「自分の変化したいという気持ちに負けた」と、正直に話していた。「横綱として何としても優勝を」、という意識が負けられないとなり、立ち合いの変化を止める事ができなかったのだろう。この話を聞き、今場所の優勝争い、俄然面白くなった。何としても優勝を、という鶴竜が、自分の気持ちに勝ち、賜杯を手にするのか、それとも数々の修羅場を乗り越えた白鵬が、大記録に並ぶのか、、。残りの3日間、大注目だ。

鶴竜の正直な発言には、好感が持てた。しかし、白鵬の泰然ぶり半端じゃない。



11月19日(水)「飲食店受難の時代」

知人の誕生日だったので、贔屓のハーバーシティーの寿司屋に出かけてみた。ところが、この寿司屋、どこを見てもみつからない。どうもハーバーシティー内の店は閉めたようだ、、、。このローカル系の寿司屋、いつ行っても満席。今回も多少待たなくてはいけないな、と思いながら出かけた。が、あれほど繁盛してた店が失くなってる。考えられるのは、ここのオーナーが、「もう寿司ビジネスから手を引いたか、それとも、家賃が上がり過ぎて、ここでの営業を諦めたか」。最初が理由であれば、特に問題はない。が、家賃の問題だったら、これ凄い話だ。このローカル系の寿司屋、入っていたし、客単価も悪くないはず。儲かってたと思う。が、あれだけ入っても家賃が高すぎて収益を上げられないとなれば、「一等地では飲食店を出しても利益を出せない」、という事になる。香港の家賃の高さは広く知られているが、これほどまでに高くなれば、一等地で飲食ビジネスを考える人、失くなるだろう、、。まさに、飲食店受難の時代だ。

そう言えば、観光客に人気のあったフルーツ屋もあまりの家賃の上昇に、継続を断念したようだ。香港での飲食店ビジネス、ホント難しい。



11月18日(火)「テレビ視聴率」

視聴率というと、各テレビ局が気にする最重要項目の一つだと思うが、このテレビ視聴率絡みで面白い話を聞いた、、、。以前、関東地区で好調だったのは、フジ。ドラマやニュース番組で、好視聴率を維持していた。ところが、最近強いのがテレビ朝日。これに関しては、色んな意見があるが、その一つが、関東地区のTVチャンネルの変更。以前は、NHKが1チャンネル、3がNHK教育、4が日テレ、6がTBS。8がフジ、10がテレビ朝日で、12が東京12チャンネル。が、最近は、1がNHK、3が教育、4が日テレで、5がテレビ朝日。6がTBSで、7がテレビ東京。そしてフジは、8のまま。面白いのは、以前真ん中で好調だったフジが、端っこに追いやられて視聴率が伸びなくなった事。これとは逆に、端っこから真ん中に移動したテレビ朝日の視聴率が伸びてるという事。これ、テレビ視聴率は、端より真ん中にある方が、より伸びるようだ、、。確かに、日本滞在時にテレビを見る時、数字の若い順にチャンネルを回す。前にある方が、視聴率獲得にはいいのだろう。

ちょっとした事で、視聴率も大きく変わる。面白いものだ。



11月17日(月)「PRIVATE & CONFIDENTIAL」

昼前、「PRIVATE&CONFIDENTIAL」と書かれた封筒が届いた。緊張しながら封を破ると、銀行から。よく読むと、「最近のサインが登録サインと変わってきてる。この銀行の最寄りの店に出向き、サインの再登録をするように」、と書かれていた、、、。そういう事かと、やれやれと銀行に出かけてみた。用件を済まし、「サインも違うとの手紙が届いた」と担当の行員に話したら、以前のサインと見比べてくれた。「これどうなんだろう」、そんなに前とサインが変わってる訳ではないと思ったが、銀行側は、サインが変わってきたと判断したのだろう。ところで、銀行に両替やお金の引き出しで行くと、必ずといっていいほど、「担当が、運用内容の話をしたい」と言ってくる。いつも、「時間がない」と答えているが、ここで、はたと思った。「PRIVATE&CONFIDENTIAL」の手紙をもらった顧客は、サイン確認に最寄りの銀行に出かけるはず。そこでは、当然、担当の行員と話をする事になる、、。そんな事はないと思うが、このサインのアップデート、銀行側の作戦?

この「PRIVATE&CONFIDENTIAL」、受け取る度にギクッとする。効果満点だ。



11月16日(日)「プロレスごっこ」

この週末、例によって息子の友達が何人か遊びに来た。皆で一緒にゲームで遊び、外でサッカー。帰ってきたら、またゲーム。そのうち、プロレスごっこが始まった、、、。今回遊びに来たのが、ブラジル、ウクライナ、アメリカの子供。プロレスごっこになると、この中で一番小さいが、向こうっ気の強いブラジルの子が中心になる。で、優等生タイプの米国の子が、その気の良さのためか、標的になる。で、皆で、あーでもない、こーでもない、と言いながら、ストレス発散も兼ねながら、楽しく激しく遊ぶ。が、よく見ると、各々が、羽目を外しているようにみえながら、行き過ぎに対しては、皆で監視しあっている。4人の男の子が一斉に暴れるので、隣近所は迷惑だと思うが、皆のいろんな癖、感情、その他、気付く事が多く、なかなか楽しめるプロレスごっこだった、、。子供たちは、このように、互いに遊び、体をぶつけあい、たまには喧嘩して、程よい人間関係を築いていくのだろう。十分に楽しめた。

子供たちも、たまには体をぶつけあう事も必要なのだろう。いい運動にもなるし。



11月15日(土)「困った対戦」

NHKの大相撲中継を見てたら、日馬富士と千代鳳の対戦だった。この取組をみながら、「田舎の母親が困ってるだろうな」と思った、、、。母親が好むのは、日馬富士。小さな体で頑張る姿が、気に入ってるようだ。休場明けで星の伸びない今場所。母親もやきもきしてるだろう。それから贔屓にしてるのが、千代鳳、千代丸の地元力士。特に、アンコで愛嬌のある千代鳳を応援している。で、今日の対戦がこの2人。「一体、どっちを応援するのだろう」、こんな事を思いながら、取組を見ていた。この一番、激しい突っ張りあいの後、押し込んだ千代鳳を日馬富士が、土俵際で叩きこんで勝った。短時間だが、なかなかの熱戦だった。ところで、田舎の母親、この一戦をどうみたのだろう。今場所ピンチの日馬富士、場合によっては横綱の進退問題に発展しそうな感じ。一方、千代鳳は、弱冠22歳。まだまだ、先は長い。という事で、「日馬富士の応援をしてたのでは」、と、、。こんな事を思いながら相撲をみるのも、面白い。

大相撲人気、完全に根付いたようだ。客の集まらなかった九州場所も、満員御礼。遠藤、逸ノ城効果だろう。



11月14日(金)「2年半、70カ国」

「2年半で、70カ国を訪れた」人と会う機会が会った。自分自身、3年間で50カ国(マカオや香港も1でカウント)を回ったので、そう思うが、70カ国、口で言うのは簡単だが、大変な数字だ、、、。よく話を聞くと、2年半の長期の旅に出たのではなく、1ヶ月程度南米を回り、また1ヶ月程度、ヨーロッパを駆けまわる、そんな感じだったようだ。で、それらの積み重ねで70カ国になったようだ。世界中にあるのは、200カ国弱だろうか。訪れた国の数を稼ぐには、ヨーロッパや中米の小国を訪ねるのが効果的だと思う。が、これも結構大変。彼のように、1ヶ月程度の時間をかけないと、訪問国数もそんなに稼げないだろう。(でも、訪問国数を稼ぐために国を回るのも、何だかおかしな話。旅の目的が、逆転してるような気もするが)いずれにしろ、世の中にはいろんな価値観がある。「一挙に70カ国を回る世界クルーズ」、こんな商品があっても良さそうな気がするのだが、、。どんなもんだろう。

この彼に、一番印象に残った所を聞いたら、南米のボリビアと言った。こうした人との話、面白い。



11月13日(木)「ホテルのサービス範囲」

日本から、香港、マカオに遊びに来た知人が、マカオのホテルのセーフティーボックスにお金を入れたまま、チェックアウトした。この事、香港への船の中で気付いたようで、「何とかして」と言いに来た、、、。この知人、①お金が残っているかどうかの確認、②もし出来れば、来年の1月中旬までホテルでお金を預かってて、との希望を言った。①に関してはすぐ確認出来るが、②に関しては、「ホテル側が現金を暫くの間預かるのは無理でしょう」と答えた。ところで、実際確認すると、お金は残っていた。で、次の「来年1月まで預かってくれ」との要求に、ホテル側はあっさり「いいですよ」との事だった。マカオという場所柄、こういったケースが多く、ホテル側も現金の預かりに慣れているのか。はたまた、マカオに限らず、ホテルは、たいした額でなければ、こうした事情の場合、現金を預かってくれるのか、一体どんなもんだろう、、。いずれにしろ、ホテルの幅広いサービス内容がわかった。いい勉強になった。

しかし、いろんな事が発生する。面白い。



11月12日(水)「牛丼ビジネス」

飲食店関係の人間が、いつも見る牛丼屋が空いてるので、「この不採算店を買い取ろうか」、という話をしたようだ。ところが、この繁盛してないように見える牛丼店、系列店の中でも、屈指の優良店だったようだ、、、。博識の知人からこの話を聞いたが、これ面白い。普通、飲食店だと、込み合ってるように見える店が儲けてる、誰でもそう思う。が、よく考えてみると、牛丼屋で長々と飯を食べてる人、見かけない。皆、5分程度で牛丼を腹にかきこみ出て行く、そんな感じだろう。長くても10分の滞在がいいところ。すると、客の回転が以上にいいので、お店が込んでないように見えても、実はたくさんの人が出入りしてて、お店は繁盛してる、そんな感じだろうか。高級店の客が少なければ、「これで商売がやっていけるか」と心配になるが、これが、牛丼屋だったら、込み合ってなくても、この店が優良店である可能性は大いにある、、。同じ飲食店でも、どこに集客ポイントをおくかで、やり方が大分変わってくる。面白い。

確かに、客の滞在時間が5分の店と2時間の店では、やり方が全然変わってくる。それは当然だ。



11月11日(火)「距離感」

九龍のホンハム駅から、羅湖に向かった。ところで、車中混み合ってたが、上水駅で人が一挙に降り、やっと落ち着いた。ところで、隣に座っていた中年の大陸人と思われる女性、座席の空きはかなりあるのに、隣にピッタリ付いたまま、離れようとしない。「何だろう?」と思った、、、。一般的に、中国人は、人との体の接触を嫌う。満員電車に人が乗り込んでくると、露骨に嫌な顔をする。そんなところから、他人との体の接触を嫌う人達だと思っていた。が、今回の中年女性、スペースは十分にあるのに、ピッタシ体をくっつけて離れようとしない。最初は、「一体何なんだろう。ひょっとして、気があるのでは?」と思ったが、どうもそうではない。携帯メイルに熱中している。ただ単に、自分の体を動かす作業が面倒で、くっついている、それだけの事だった。そう言えば、タクシーの順番を待つ時も、なかなか前に詰めない人がいる。「自分が動くのは損」、そうとでも思っているのだろうか、、。世の中には、いろんな人がいる。

車中で見る中国の人は、面白い人が多い。楽しめる。



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    2009年11月4日開始。基本的に毎日更新。(時々数回分をまとめてUPすることもあり)
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