終盤戦に差し掛かった大相撲九州場所、本日行われた横綱2人の一番、対照的なものだった、、、。10日目まで全勝の鶴竜。昨日、大関の稀勢の里に豪快に突き出された。今日は負けられない一番。不調の豪栄道相手に、立ち合いの変化。勝つには勝ったが、鶴竜自身も後味の悪そうな顔をしていた。一方、第一人者の横綱白鵬。昨日鶴竜を突き出した難敵の稀勢の里を立会いで圧倒。豪快に投げ捨てた。大横綱大鵬に並ぶ32回めの優勝を狙う白鵬。終盤戦に差し掛かると同時に、調子をあげてきた。ところで、先の鶴竜は、インタビューで、「自分の変化したいという気持ちに負けた」と、正直に話していた。「横綱として何としても優勝を」、という意識が負けられないとなり、立ち合いの変化を止める事ができなかったのだろう。この話を聞き、今場所の優勝争い、俄然面白くなった。何としても優勝を、という鶴竜が、自分の気持ちに勝ち、賜杯を手にするのか、それとも数々の修羅場を乗り越えた白鵬が、大記録に並ぶのか、、。残りの3日間、大注目だ。
鶴竜の正直な発言には、好感が持てた。しかし、白鵬の泰然ぶり半端じゃない。