1月31日(火)「ひげ剃りクリーム」

行き付けのジム(ホテルの中にある)のサウナで汗を流していると、欧米人風の人が入ってきた。聞けば、ドイツ人だと言う。簡単な挨拶の後、「何故、このホテルを使ってる。ドイツ資本だからか?」と聞いてみた。すると、このドイツ人、「いや、ホテルの質やサービス事体、特に気に入ってる訳ではない。ただ、部屋に置かれているここのひげ剃りクリームが気に入ってる。そのため、ここを使っている」と、、、。このドイツ人の話、深く共鳴した。いろんな国のホテル、特に日本のホテルで思うのが、ひげ剃りのクリームが置いてなかったり、貧弱だったり。(東京の行き付けのホテルも、それ以外は気に入ってるが、ひげ剃り用のクリームは置いてない。ハンドクリームを使えという事のようだ。)また、置いてあったとしても、薄いチューブに入っていて、量が足りない。ところが、ここのは立派な容器に入っていて、4、5回は使えそうなものだ、、。「たかがひげ剃りクリーム、されどひげ剃りクリーム」。馬鹿にしたものではない。

自分が評価してるものを、同じように評価してて、しかも宿泊の基準にしてる。同じような感性の人との出会い、とても嬉しいものだ。



1月30日(月)「利是のあれこれ」

昨日に続いて「利是」について、、、。住居や事務所などで日頃お世話になってる人、掃除のおばちゃんやエレベータの開け閉めをしてくれる人達に、真っ先に利是を渡そうと思うのだが、旧正月の始めの時期、決まってこうした人達はいない。代わりに、椅子に腰掛けてるのは、きっちりした恰好の偉そうな人達。彼らが、その存在を見つけると、にこやかに寄ってきて、ドアの開閉や、エレベーターのボタンを押してくれる。「一体この人誰だろう」という感じだが、新年のこの時期、いつも顔を現す。利是を渡すと、大袈裟な感じでお礼を言ってくる。旧正月の皆が休みたい時期、部下を休ませて、代わりに出勤してるのだろうが、そこには、結構な利是を受け取れるという計算もありそうだ。ところで、この偉そうな人達の利是を受け取る姿を見ながら、これと正反対の事をすればいいのにと思った。ビル管理会社の社長が、個々の顧客を出迎え、日頃のお礼とともに利是を渡す、、。こうした管理会社、すぐ有名になり、顧客もいっぱいつくと思うのだが、どんなもんだろう。

「利是」を巡るやり取り、見てて飽きない。



1月29日(日)「出費か必要経費か?」

結構稼いでいた香港人の知人。「旧正の時期の利是(お年玉)の出費が馬鹿にならない。そのため、旧正月は毎回、(利是を払わなくていいように)海外旅行に出かける事にしている」と、真面目に言っていた、、、。香港の利是は、日本のお年玉と違い、その配る対象が広い。通常、近い関係で香港ドル100程度で、ビルの管理人やお店のウエイター、ウエイトレスなどへ香港ドル20ドル程度。各々の額は少ないが、その配る対象が広いため、交友関係の広い人、顔の広い人になると、配る額も多くなる。ところで、香港のこの利是の制度、とてもいい。日頃何かとお世話になってる人達に、何の気兼ねもなく利是を配れる。これは、とても貴重で有難い事だ。先の香港人の知人ではないが、この時期の利是での払いを「出費」と思うと、嫌に思うだろう。が、これを出費ではなく、今後の円滑な関係を築くための「必要経費」と考えれば、だいぶ意識も変わってくると思うのだが、、。この時期、出来る限り、利是を配りまくろう。

わずか20香港ドル程度の気遣いで、今後のやり取りが格段にスムーズに行ったりする。その効果たるや、半端じゃない(と思う)。



1月28日(土)「汗ばむ陽気」

「新年快楽!!」の、「恭喜発財!!」。今日は旧暦の正月だ、、、。温暖な香港・華南地区でも、旧正月の時期は、結構冷え込んだりするものだが、今日の香港・華南の気温は21度。最低気温が18度というから、初夏のような感じ。(息子は、朝からガンガンクーラーをかけていた。)外出する時も、短パンにTシャツ姿。これでも、汗ばむ感じで、まるで4月、5月の陽気。これも、(最近あまり聞かれなくなったが)地球温暖化の影響だろうか。因みに、この1週間ほどの天気予報を見ても、最低気温が15−16度で、最高気温が23−24度。「今年の冬は、気温が10度を割った日があったっけ」という感じ。このまま、春になり、夏になっていくのだろうか。しかし、人間とは贅沢なもので、これだけ暖かいと、肌寒いひんやりした日が懐かしくなる。たまには、皆が寒がって電気ストーブを買いに走るような寒い日が訪れないものかと思ったりもする、、。やはり、「冬は程々に寒く、夏もそこそこに暑い」、これが一番いいような気がする。

通りを歩けば、Tシャツ姿の人もいれば、毛皮を着込んだ人もいる。面白い。



1月27日(金)「人民元の流出」

毎月、人民元10620相当の香港ドルでの支払いをしてる。昨年の7月30日現在が、香港ドル12373。これが、今日のレートでいくと、香港ドル11963になる、、、。先日、保険関係の人と会った。大陸の人達の銀聯カードによる生命保険支払いがストップになり、さぞかし顧客が減ったのだろうと思ったが、そうでもないようだ。相変わらず、中国大陸の人達の香港の保険商品の購入、続いているようだ。中国政府も躍起になって、人民元の流出に神経を尖らせてると思うが、大陸の人達、あの手この手で人民元の国外流失、行っているようだ。ところで、彼ら(大陸の人達)の気持ちもわからなくはない。先の香港ドルとの対比でわかるように、半年前と比べれば、格段に人民元の価値下がっている。これが、巷で噂されてるように、益々人民元が下がると言うことであれば、海外との絡みのある人であれば、当然、人民元を他の通貨に変えときたいと思うだろう、、下げ止まらない人民元。どこかでストップがかかるのだろうか。

しかし、中国の人は逞しい。制限ができても、あの手この手で掻い潜る。たいしたものだ。



1月26日(木)「香港の役所」

加盟国の入管を通る際に特別通路を通れるAPECパスは、とても貴重。このパスが切れたので、新たな申請に香港の役所に出かけた、、、。申請を出したのが、12月の始め。1週間も経つと、APECの加盟国の中で、許可を出す国が現れる。その中に、中国があったので、早速INTERIMカードの発行依頼をした。入管の係員が言うには、「2週間以内には届け出住所にレターを送付し、それを持って役所に出向けば、新しいAPECカードが受け取れる」と。ところが、2週間どころか1ヶ月経っても、政府からのレターが届かない。電話での問い合わせも面倒なので、先日、直接入管に出向いてみた。すると、旧正前で各種申請が多く、処理が遅れているとの事。「ちょっと待てるか」という事だったので、「待てる」と答えると、1時間後には、新しいAPECパスを受け取る事が出来た、、。これが、中国や日本の役所だったらそうはいかない。さすがに香港の役所、きっちりしてるし融通も効く。

ところで、2013年当時と比べて、新たに許可されたのが、ブルネイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール。で、今回許可されなかったのが、オーストラリア、マレーシア、ロシア、ベトナム。どんな意味があるのだろう。



1月25日(水)「朝寝坊」

どうでもいい事だが、今朝寝坊した。平日は、5時半に起床。その後、走ってから泳ぐ。このパターンだが、目が覚めたら7時だった、、、。毎朝、目覚ましの音で起床する。が、今朝は、その目覚ましが鳴った記憶がない。「外が明るいな~」と時計を見ると7時。慌てて飛び起きた。いつもに比べて1時間半の差だが、この差は大きい。足早にジョギングを済ませて、会社に向かった。ところで、会社に着いてから携帯の目覚ましを確認してみた。ちゃんと指定した時間に鳴る。しかし、昨晩、目覚ましをセットしたのは間違いない。とすると、眠りが深すぎて、朝、目覚ましが鳴っても、気が付かなかったのだろうか。こんなどうでもいい事を思ってみた。ところで、明日から同じ間違いを起こさないためには、目覚ましを忘れずにかける事もそうだが、5時半になったら自然と目が覚めるのが一番。そのためには、夜早めに寝なくてはという事なんだろう、、。取り敢えず、今日の夜、早めに寝て、明日は朝寝坊しないようにしよう。

(目覚ましなしで)毎朝5時には、きっちり目が覚める、という知人がいる。羨ましい、、。



1月24日(火)「稀勢の里と白鵬」

「ついに」と言うべきか、「やっと」と言うべきか、大関稀勢の里が幕の内最高優勝。場所後の横綱昇進を決定的にした、、、。この稀勢の里、今回の横綱昇進の転機になったのが、九州場所10日目の白鵬戦(だったと思う)。ここまで7勝2敗の稀勢の里。この10日目の一番で、横綱白鵬を力相撲の末下した。この後、鶴竜、日馬富士と3横綱を連続で倒し、この場所準優勝。そして、今場所の優勝と続いた。ところで、この稀勢の里の相撲人生でことごとく登場するのが白鵬。白鵬の63連勝をストップしたのも稀勢の里だし、その後の43連勝も、稀勢の里が止めた。そして、先場所の一番で稀勢の里を調子づかせ、今場所の千秋楽の一番は、稀勢の里の横綱昇進を決定的にした。何かと因縁めいた稀勢の里と白鵬だが、まだまだ互いに30代前半。暫くは、この二人を中心に大相撲界は回っていくのだろう、、。横綱になった稀勢の里に、先輩横綱の白鵬、どう対峙していくのだろう。春場所が楽しみだ。

常々、「宿命あるものが横綱になる」、と言っていた白鵬。稀勢の里も、横綱になる宿命だったのだろう。



1月23日(月)「人と機械による2回の入国審査」

香港から中国に入る際は、入管で係員がパスポートを確認。その後、入境印をもらい入境。その後、荷物検査がある、、、。先日、深セン湾の口岸口から、中国へ入った。係員のパスポート検査を終え、やれやれと思っていたら、その先にゲートができていて、人が並んでいる。よく見ると、ここで、中国人も外国人も、パスポートや通行証の写真ページをスキャン。その後、ゲートが開いて、やっと中国側入境になる。中国入境の際に、人と機械、2回のチェックがある事になる。しかし、この2回目の、マシンによるスキャンチェック、一体名の意味があるのだろうか。係員によるチェックは、ビザの有無や、ブラックリストに載ってるとかそうでないとか、こうした確認だと思う。が、その後のマシンによる再チェック、何の意味があるのか、さっぱりわからない、、。ひょっとして、「今後は、マシンによるスキャンチェックのみ。係員による入国審査を無くす前段階」という事であれば嬉しいが、、。そんな事ないだろうなー。

しかし、このチェックポイントが増える事で、人が多い時の混雑ぶりに拍車がかかるのだろうなー。



1月22日(日)「移民の街」

広東省深セン市は、人口1500万。中国でも屈指の大都市だが、その大多数は、他の街からの移民の人達で構成されている、、、。香港での忘年会が終わった後、深セン湾経由で蛇口に向かった。ボーダーに着いたのが、夜の11時前。流石に入管は混んでない。「これはラッキー」とタクシー乗り場に向かったが、甘かった。長蛇の列が出来ている。暫く様子を見てると、日頃に比べてタクシーの数が極端に少ない。3分の1以下だろうか。「この調子だと2時間待ちぐらいかな」と、歩いて帰る事にした。ところで、深センのタクシー運転手に「出身はどこ?」と聞けば、広東省と応えるケースは極端に少ない。四川や湖南、河南、吉林など、中国全土の街があがる。こうした地方から来てる運転手、春節の時期は、稼いだお金やお土産をいっぱい抱えて、郷里に帰っていくはず。これから春節にかけて、益々タクシーが捕まらなくなるのだろう、、。そのタクシーの数の少なさが、深センが移民の街である事を感じさせた。面白い。

ところで、今年の香港、華南地区は暖かい。このまま、寒くならないのだろうか。



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