嫁が、息子に怒っていた。何でも、つい先日行われた英語劇、息子が主人公の「孫文」役だったようだ。劇を見て、初めてその事実を知った嫁、事前に教えてもらえれば、「散髪もして、もっときっちりした恰好で送り出したのに」、と嘆いていた、、、。世の中には、二つのタイプがある。一つは、その発言や立ち居振る舞いで、自分の凄さをアピールする。実際に実力があればいい。物事もスムーズに流れる。が、「実はハッタリだった」、と言う事が発覚した場合は、厄介だ。最初に高評価を与えすぎた分、その穴埋めが大変になる。一方、アピールはしないが、その事実が何かの拍子で世間に知れる。先の嫁も、息子に文句を言いながらも、どこか誇らしげな感じだった、、。「目明き千人、盲千人」、と言う言葉がある。「盲」を狙うなら話は別だが、そうでなければ、必要以上に自分を大きく見せる行為、逆効果だと思うんだが。
世の中には、まず大きくぶち上げて、それを励みに頑張るという人もいる。これも一つのやり方だ。が、ぶち上げた事が実行された試し、あまり見た事がない。