初めてミャンマーに行った時、知人から、「ここでは写真を撮らないで」と言われた。場所は、その当時軟禁状態のアウンサンスーチー宅。この付近には、秘密警察がうじゃうじゃいるから、と言うのがその理由だった、、、。アンマンの街を観光中、それまで陽気だった運転手が、「ここでは写真を撮るな」と言ってきた。その場所とは、アンマンの米国大使館だ。ヨルダンの最大の輸出国は、米国。また、ショッピングモールには、スタバもGAPもある。米国ブランドも、よく目にする。他の中東国と違って、ヨルダンは親米的な国だ。その関係の良いヨルダンでも、大使館警備は物々しい。機関銃を手に、臨戦態勢に入ってる兵士を見るにつけ、運転手が注意するのも頷ける。ヨルダンの人々も、米国(大使館)に対して神経質になれば、米国側の警戒も、大変なもんだろう。何と言っても、このヨルダンと国境を接するのが、イラクにシリア。多数のイラク人、シリア人が、このアンマンに逃げ出してる、と聞けば、米国側の警戒も当然だろう、、。まさに、戦時下のようだ。
臨戦態勢の警備兵を見るにつけ、今更ながらに、米国とイスラム国家との対立の根の深さを思った。怖い世界だ。
約2000年前に造られた、「ローマ劇場」。6000人収容とか。