先日、沖縄で名物料理を尋ねたら、あぐー豚を勧められた、、、。何でも、このあぐー豚、全身黒毛で体質が強く、温和な豚のようだ。100キロ前後と小型の豚で、脂身が多いとか。このあぐー豚、ジューシーでしつこさがなく、臭みも少ないらしい。このような説明を受けた後の食事だったので、特に美味しく食べられた。ところで、このあぐー豚を、ただの豚肉料理として出されたら、どこまで美味しく感じる事ができただろうか。あぐー豚と他の豚肉を並べられて、どちらがあぐー豚かと問われても、まず答える事は出来ない。あぐー豚が、ジューシーと臭みが少ないと教えられてたので、そう感じただけの事。このあぐー豚を食べながら、ブランド力の大事さを感じた。何の変哲もない豚肉が、そこに物語とブランド力が加わると、一挙にその美味しさと価値が倍増する。そう言った意味では、和牛や高級豚などの食材を販売する際のポイントは、いかに差別化されたブランド力を伝えられるかという事になる、、。あぐー豚を食べながら、ブランド力の作り方に思いが至った。
香港、中国で人気の日本製果物も、ブランド力がないと販売が大変なようだ。どこの世界も難しい。