本を読んでたら、面白い事が書かれていた。1970年台の日本製商品の大人気。これに大きく寄与したのが、ベトナムで行われた戦争のようだ、、、。戦争の武器や機材を米国からベトナムに運ぶ必要があったわけだが、このベトナムから米国への戻りのコンテナ。これを空で返すのも、何とももったいない。という事で、手頃な料金で品質のいい日本製品が大挙して米国に運ばれたようだ。我々は、日本製品が質がよく、優れていたから、米国や世界中で使われたと思っていたが、そこにはベトナム戦争という大きな応援もあったようだ。確かに、米国側からすれば、大型のコンテナ船を空で戻すぐらいの無駄はなく、そこにうまくハマったのが、その当時伸び盛りの日本製品という事だったようだ。これで、戦後、メイドインジャパンが世界を席巻した理由が、何となくわかったような気がした。やはり、商売が大きく伸びるときには、それに伴う大きな理由があるものだ、、。当事者にとっては大変な状況も、近隣諸国にとっては商売繁盛の種。何とも面白い。
こうしてみると、景気を伸ばすのはオリンピックと戦争、と言われる理由もよくわかる。勉強になった。