食後にシューマンのCDを掛けていると、息子がエレキギターの練習を始めた。そうかと思うと、今度は、嫁が韓国ドラマを見始めた。そうこうしてるうちに、家政婦のおばさんが、(電話で)中国語で話し始めた、、、。静かな夕方だったのが、瞬く間に、いろんな音が鳴り響き始めた。シューマンの音楽に耳を澄ましていても、韓国ドラマのハングル語や北京語、エレキギターの金属音が聞こえてくる。よく耳を澄ますと、いろんな音が混ざり合って聞こえてくる。最初は、この混ざりあった音に抵抗があったのだが、慣れるに従って、「この混ざりあった音群も悪くないな」と思い始めた。普通にシューマンの曲が流れ続ける中、ハングルやエレキギターの音が組み合わさって、何とも言えない日常生活の感じがしてきた。各々が、周りを気にしないで、自らの好きなものに没頭している。これ、悪くない光景だと思った、、。シューマンの交響曲に韓国ドラマ。エレキギターに北京語、これらがよく溶け合ってる。面白いものだ。
4つの独奏楽器の重奏が四重奏だが、シューマン、ハングル、エレキギター、北京語の四重奏も悪くない。