対称的な監督采配が注目された今年の日本シリーズ。「動」の工藤ソフトバンクの圧勝に終わった、、、。毎試合先発を入れ替え、ピッチャーも早め早めの継投。はては、スクイズまで繰り出した工藤監督。まさに、「動」に次ぐ「動」だった。一方の緒方カープ監督、第5戦で切り札フランソワを6回から使う奇策に出たが、それ以外は、相変わらずの腰を据えた「静」の采配。シーズンを通して活躍した選手を、この日本シリーズ中の好不調にも関係なく起用した。昨晩も、不調の野間や菊池を先発起用。彼らが、チャンスでことごとく凡打に終わった。ここで、野間や菊池が発奮。タイムリーでも打てば、緒方監督も救われたのだろうが、、。これで、ポストシーズン3年連続の4連敗での敗戦。緒方監督、何を思うのだろう。
鬼采配に徹した工藤監督に、選手のプライドを優先した緒方監督。短期決戦に於ける采配力の差も大きかったように思う。